たつをの ChangeLog : 2008-06-27

早稲田大学(早大)で講義してきました[2008-06-25-1]
検索や日本語処理やテキストマイニングや機械学習などについて話しました。

早稲田

去年と同じ教室でした。人数は去年の倍くらい。

2008年7月2日から、
「さくらのレンタルサーバ」のスタンダード・プレミアムサービスの
標準の PHP が PHP4 から PHP5 へ変更になるそうです。
いくつか PHP で動かしているサービスがあるけど、
チェックしとかないとな。



読みました(ref. [2008-06-02-3])。
予想とは大きく異なった内容でしたが、
一気に読んでしまう面白さでした。

速水健朗 / ケータイ小説的。--“再ヤンキー化”時代の少女たち

ケータイ小説が社会に与えた影響とか、
文化をどう変えるのかとか、小説の未来とか、
日本語の乱れとか、最近の若者はとか、
そういう内容の本ではありません

どういう人がケータイ小説を書き、読むのか、という点を、
ここ数十年の社会風俗とからめて読み解く非常に刺激的な本です。
ヤンキー論、地方論。
「謎解き歴史本」とも言えるかも。
多彩な資料で歴史の隠れた面に光をあてる作業を丁寧にやってます。
おおげさにいうと、塩野七生の「ローマ人の物語」シリーズ的な印象です。
おおげさですね。

キーワードは、ヤンキー、DQN、ファスト風土、地元つながり文化、浜崎あゆみ、相田みつを、ホットロード、ティーンズロード、トラウマ語り、不幸自慢、デートDV、などなど。
これだけ見るとどういう展開なのか想像つかないよなあ。

ちなみに私はケータイ小説を読んだことがありません。
ゆえに、本書の内容についてのコメントは控えます。
ケータイ小説の愛読者の書評を読みたいところ。
この記事に言及しているこのブログ内の記事

ちょっと前に WEB+DB PRESS の Vol.45 が届きました。
いつも献本ありがとうございます。

WEB+DB PRESS Vol.45


連載記事「小飼弾の ALPHAGEEK に逢いたい」の今回のゲストは
宮川さん (id:miyagawa)。なかなか興味深いお話いろいろ。
ということで、宮川語録:
日本のエンジニアのレベルは高いと思います。特に、
僕はコミュニティという意味では東京しか見てないですけど、
Shibuya.pmとかShibuya.jsで発表しているようなエンジニアは、
シリコンバレー、サンフランシスコとかのスタートアップ企業で
タレンテッドなエンジニアとして数えられる人と遜色はないと思いますよ。
サンフランシスコにもPerl mongersがあるんですけど、
僕がいつも行っても10人ぐらいしかいないんですよ。
たとえばSouth by Southwestっていうイベントが2ヶ月くらい前に
テキサスであって、diggとかTwitterとかそういうのの創業者が
集まって1週間くらい、いろんな話をしたり、夜はパーティーしたり。
それがメディアでガンガン取り上げられて。
エンジニアに関しては特に、英語はできたほうがいいと思いますけどね。
コードが書ければ英語は二の次でもいいんですけど、
できないで損するのはもったいない。
などなど!
日本でがんばるITエンジニアの人たちの励みになると思います。
海外行くにしろ、行かないにしろ、
コミュケーションツールとしての英語は必須かと。

たつをの ChangeLog
Powered by chalow