神が貧しい人を幸福にしようと思ったなら、彼のロバを行方不明にして、
それからまた見つけ出すようにしてやればいいのだ。
本書では、「ウェブログ」を、ウェブ日記やテキストサイト、ブログ・ツー心理学の視点でウェブログを論じる書。
ルなどの総称として用いています。その上でネット上のコミュニケーショ
ン全体の中にウェブログを位置づけます。WWW以後、成長・発展してきた
ウェブログの変化もとらえています。こうした大きな視点に立つことで、
現在のブログ・ブームの背景や特徴がよりよく理解できると考えています。
内容\志向性 | 自己 | 関係 |
事実 | 備忘録 | 日誌 |
心情 | 狭義の日記 | 公開日記 |
ウェブログは、持続性のある個人としての存在を記録する場である。同じうむうむ。そうそう。納得。
名前で継続してサイトに記録を積み重ねていく行為は、その人の人となり
や人としての存在感を生み出す。じつはウェブログのもつ情報の信頼性の
根本は、この継続性にあるといってよいだろう。(p.143)
ウェブログを情報的視点から見ると、現在何がはやっているか、どんな情私のウェブ日記・ブログもこの夏で10年。今後も縦断的に行きます!
報が集積しているか、という横断的始点が求められる。しかし、ウェブロ
グの重要なポイントは、それらが継続して蓄積されていくことである。そ
のプロセスでは、書き手やその環境の変化や進化がある。そうしたプロセ
スをたどっていく、というような縦断的視点に立ったアプローチにこそ、
ウェブログらしさが表れるように思う。(p.159)
「ウェブログの歩き方」の部分をウェブ掲載してはどうか、とのご要望も
いただきました。少し先になるかとは思いますが、実現できるように検討
してみたいと思います。