たつをの ChangeLog : 2019-12-16

Kindle で読みました(意識高い)。

  • 小口覺 / ちょいバカ戦略―意識低い系マーケティングのすすめ―(新潮新書)

    お高くとまってちゃモノは売れない。高い意識をアピールし、結果は憤死という製品が数多ある一方、消費者の欲望を直撃して、大ヒットするものもある。この違いは一体何か? これぞ「意識低い系マーケティング」の真髄だ。ヒットした商品、成功した企業に共通する、ちょっと見はおバカでもその実、したたかな戦略とは。視界が一気に開ける逆転のビジネス書。

本書は「意識高い/低い」をキーワードとしてマーケティングを語る本。ものごとを意識の高低で分析して最適な戦略で行きましょう、という話。著者はライターで、「DIME」「東洋経済オンライン」「(旧)日経トレンディネット」などでよくお見かけします。

意識の高低の説明では「キャズム」の話もでてきてちょっと強引感もありましたが、基本的に「人々の意識の高低に注目したマーケティング手法」を事例ベースで読者に説明していく本です。流石に活躍中のライターなだけあって、出てくる事例がタイムリーで豊富でわかりやすくて面白くて、そしてなんだかんだで納得できました。「意識の高低なんてどうでもいい」と思っている人も、近年のマーケティング事情を事例で知る、という観点で読むと得るものがあるかと。

キーワード(?)としては、「ドヤ家電」「ズボラ家電」「意識高い系の罠」「わかる人にだけわかればいい」「バカでもわかること」などなど。うん「ドヤ家電」、うちにもあるわ、ドヤりたい!

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