紙の書籍版が出ます。

■ダメな統計学: 悲惨なほど完全なる手引書 | アレックス・ラインハート, 西原 史暁

科学の世界では統計が非常に重要である一方、当の科学者は統計についてよく分かっておらず、しばしば統計を誤用する。本書は科学の世界にはびこる「ダメな統計学」について、現実に起きた事例を豊富に紹介しつつ、コンパクトに解説を行う。実際に統計を使う科学者、科学者を目指す学生、そして仕事で統計を扱う人に向けた必読書。

（明日発売なのに書籍画像がまだない…… 追記: 発売日に出ました）

訳者による案内記事：

• 『ダメな統計学--悲惨なほど完全なる手引書』の翻訳出版｜Colorless Green Ideas
  

  この本は、科学の世界での統計の誤用について説明した本である。科学にたずさわる人の多くにとって、きっと役立つ1冊だと思う。ご興味がある方は、ぜひご一読いただきたい。
  ちなみに、統計に関する前提知識は、基本的に必要ない。統計に関する概念は、この本の中で逐一説明してあるので、大丈夫だ。
  

  端的に言えば、ウェブ版に比べて、今回新たに出版されるものは、内容が大幅に増補されている。ウェブ版は日本語のPDFでは90ページに満たない小冊子だったのだが、書籍化にあたって200ページ近くになった。また、ウェブ版に比べて、今回の書籍化で、扱われる事例がさらに豊富になり、さらに説明が深くなっている。
  

Web版とPDF版は無料です。

PDF版を読んだ私の感想文：

• 【書評・感想】ダメな統計学 (Statistics Done Wrong)[2015-01-20-2]
  

  「統計的に大丈夫」と言われても、都合のいい結果だけ選んで他は隠すとか、まあいろいろ悪い手段はあるわけで、そういうことを丁寧に説明してくれています。
  

内容が大幅に増補されているそうで読みたいのですが、紙の本は物理的につらいので紙書籍版の電子書籍版が出るといいなあ。
電子書籍版が紙書籍版になってそれの電子書籍版が欲しい。
なんかややこしいな。