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科学者なら必読!
そうじゃなくても統計だ検定だと言う人は必読!
といった感じのガイドブック。

ダメな統計学
〔統計に関する〕誤りはしばしば起きるだろう。なぜならば、どういうわけか、科学の学部課程や医学校で、統計と実験デザインに関する授業を必修とするものはほとんどないからだ。そして、統計学の入門授業では、検定力と多重推論についての問題をとばしてしまうこともある。現代の科学の営み においてデータと統計分析が最も重要な役割を果たしているにもかかわらず、こうした状況が容認されている。薬の処方の経験がない医者を容認することはないはずだ。だとすれば、なぜ統計の訓練を受けていない科学者を容認するのだろうか。科学者には統計に関する正式な訓練とアドバイスが必要だ。
--「終わりに」より

「統計的に大丈夫」と言われても、都合のいい結果だけ選んで他は隠すとか、まあいろいろ悪い手段はあるわけで、そういうことを丁寧に説明してくれています。

なお、本書はある程度の統計学の知識が必要です(基本の教科書くらいの)。

ウェブページとしても読めるし、PDFで配布されているので、そちらでも。私はPDFで読みました。

- 『ダメな統計学』冊子PDFの公開|Colorless Green Ideas
http://id.fnshr.info/2014/12/28/stats-done-wrong-ja-pdf/