たつをの ChangeLog : 2015-09-16

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【Perl】再現性ありの配列シャッフル【ワンライナー】

2015-09-16-1 [Programming][Perl]

行をランダムに入れ替える（シャッフルする）には、コマンドライン（UNIX系）なら shuf コマンドを使います。

% seq 10 | shuf
7
1
2
3
9
6
8
10
5
4

しかし再現性がありません。毎回異なる結果になります。実用的にはこれで良いのですが、ある種の状況では困ります。

例えば、機械学習でクロスバリデーションするときは、シャッフルしてからファイル分割するわけですが、結果が元のファイルの何行目かを知りたいときがあります（もちろん、行番号だけの行からなるファイルを作ってシャッフルして使うなど、工夫すれば元のファイルの行へのアクセスが可能ですが、ここではシンプルに済ませたい場合の話です）。

シャッフルを再現するにはランダムシードが指定できれば OK。

Perl モジュールの List::Util の shuffle 関数は実行前に srand でランダムシードが指定できるので、これで解決。

perl -M'List::Util shuffle' -ne '
BEGIN{srand 4649}
END{print shuffle @a}
push@a,$_'

（追記150922: もっと短い書き方を教えていただきました（↓）。ありがとうございます。

perl -MList::Util=shuffle -e 'BEGIN{srand 1};print shuffle(<>)'

）

srand の引数（後ろの数字）を変更して使いましょう。

実行例です：

% seq 10 | perl -M'List::Util shuffle' -ne 'BEGIN{srand 0}...'
8
5
10
3
6
4
9
1
7
2
% seq 10 | perl -M'List::Util shuffle' -ne 'BEGIN{srand 0}...'
8
5
10
3
6
4
9
1
7
2
% seq 10 | perl -M'List::Util shuffle' -ne 'BEGIN{srand 1}...'
6
2
8
9
10
4
3
7
5
1
% seq 10 | perl -M'List::Util shuffle' -ne 'BEGIN{srand 1}...'
6
2
8
9
10
4
3
7
5
1

ref.
- Perl で配列をシャッフル[2006-11-28-2]
- 重複のない乱数リストをPerlワンライナーで生成する[2012-01-30-1]

この記事に言及しているこのブログ内の記事

【Perl関連記事リスト】Perl でテキスト処理やデータ処理 (2016-08-04)

Mac OS X でテキストファイルを PDF に変換するには「テキストエディット」を使えば OK!

2015-09-16-2 [Mac][Software][Tips]

Mac でテキストファイルを PDF に変換するのは簡単です。Mac OS X に最初から入っている「テキストエディット」を使えばいいだけ。無料です。

テキストファイル（拡張子 ".txt" など）をダブルクリックすると、「テキストエディット」が立ち上がります。

mac os x textedit: plain text to PDF file

そして、上のメニューから「ファイル」→「PDF として書き出す」を選択すれば OK。

「フォーマット」→「ページサイズで表示」で実際の変換後の見た目が表示されますので、書き出す前にこれで調整しましょう。

調整といえば、フォントの設定。上のメニューから「フォーマット」→「フォント」→「フォントパネルを表示」。テキストファイルの PDF 化なら等幅フォントを選んでおくと無難でしょう。私は osaka をよく使います。フォントのサイズを変更して、文の途中での改行や意図せぬ改ページを制御します。

なお、一度テキストエディットで編集したファイルの場合、Command+A でテキスト全選択してからフォント変更しましょう。