たつをの ChangeLog : 2013-10-23

iPad Air、軽くて薄い iPad が出た。
iPad mini、ついにRetinaディスプレイになって高精細。
OS X Mavericks、Macの新OS、無料配信。
この記事に言及しているこのブログ内の記事

見つけ次第報告していきたいと思います。今回はネットから。

D.A.ノーマン著「テクノロジー・ウォッチング」[2003-08-10-2]より:
私は悪いデザインを見つけるための経験則を持っている。注意書きの貼り紙を探すことだ。使い方を書いた貼り紙を見たときはいつも、そこがへたにデザインされた部分なのである。(p.27)

- 椅子ではありません
http://badui.org/articles/not_chair.html
BADUI より、注意書きの貼り紙ある椅子、じゃなかった、テーブル。

- GALAXY Tab を買いましたが、買ってはいけません (nekohacks blog)
http://blog.nekohacks.com/1300.html
コンピューター機器を買ったときに、印刷されたきれいなマニュアル以外にコピーされた汚い紙がついてきたら、それは大抵一番重要なマニュアルです
これも張り紙と似たような話。

- 「エスカレーターでは片側を開けず、並んで立つ」を少しずつ浸透させたい (頭ん中)
http://www.msng.info/archives/2013/10/escalator.php
「歩かずに立ち止まってご利用ください」という貼り紙を見ると、デザインの問題なんだなーと思います (ref. [2013-10-23-3])。

ref.
- [を] エレベータの開延長ボタン[2005-03-15-2]

エスカレーターで歩いて(走って)追い越す人のために片側をあけておく習慣について。


非常によく分かります。危ないですよね。啓蒙していきたいところです。とはいえ、苦難の道。

特に駅のエスカレーターは啓蒙では無理かと。あれだけアナウンスしても駆け込み乗車減らないし。

なので、デザインで解決ですね。やはり、一人幅のエスカレーターを増やしていくしかないかと。子供と並ぶ場面も考えて1.5人幅くらいがいいかな。さすがに追い越しできないだろうし。

まあ、そもそも階段なのに止まってなければいけない、ってのは、アフォーダンスに反するよなあ。階段なんだから登りたく(下りたく)なるのは当然かと。「動く階段」というコンセプト(デザイン)自体が間違っていたのかも。ほんといまさらだけど。



追記181219: この文書での用語としてはアフォーダンスで良いみたいなので一部改訂しました。
  • 原題「エスカレーターはどう見ても階段なのに止まってなければならないなんてアフォーダンス改めシグニファイアに反するよなあ」
  • 改題「エスカレーターはどう見ても階段なのに止まってなければならないなんてアフォーダンスに反するよなあ」
そもそも「アフォーダンスに反する」という言い方がアレなんだけどそこは勢いということで。
元の記事が気になる方はウェブ魚拓でご参照ください。

  • アフォーダンスからシグニファイアへ (A Successful Failure)
    http://blog.livedoor.jp/lunarmodule7/archives/3283889.html
    デザインにおいて意味を成す「知覚された」アフォーダンスに対して「シグニファイア(signifier)」という言葉を提唱している。ノーマンは、アフォーダンスとシグニファイアを区別して利用することで、デザインの用語をより正確にすることを強く要請している。
    シグニファイアはそれが意図的かどうかに関わらず、ユーザを適切な行動へ導く知覚可能なサインである。デザイナーはシグニファイアを使うことで、ユーザと自然な形でコミュニケーションすることができる。シグニファイアは世界の中に自然な形に溶け込んでいるので、ユーザはコミュニケーションに苦労することが無い。ユーザは実世界の中からシグニファイアをピックアップし、意識せずともそれを正しく使うことができるのだ。

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