たつをの ChangeLog : 2010-04-27

Revilist (ttp://revilist.net/)は、アマゾンが扱っている書籍や商品のレビューだけを一気に読むためのネットサービスです。
ケータイ版 (ttp://revilist.net/kt.cgi) もあり、本屋さんで目の前の本の「アマゾンでの書評」だけをすばやく知るのに便利です。
しかし、ケータイ版は今まではASIN(10桁)かISBN(13桁)のみの対応で、
CD や DVD や電子機器などの JAN コード(13桁)は未対応でした。

今日、Twitter で「キーがISBNかASIN(アマゾン固有の商品コード)の為、CDではダメでした」という発言を発見したので、Amazon の API (PAAPI) を調べてさくっと対応しました。

今までは ISBN をローカルで ASIN に変換したのち[2008-12-28-1]、ItemLookup してました。これだと書籍しかちゃんと ASIN に変換されないみたいです。そこで、ItemLookup で ItemId に直接 JAN を指定して、IdType を EAN(JANではなく)、SearchIndex を All にすることで対応しました。「それくらい最初からやっとけよ」と言われるとグウの音も出ませんが…。

なお、ケータイ版 Revilist は iPhone から使うと便利です。
詳しくは下記の記事やムービーをどうぞ。

- [を] アマゾンレビュー一気読みサイト Revilist を iPhone のバーコードリーダーアプリ経由で使う[2009-09-18-4]


Android からも使えると思うんだけど、誰かやってくれないかなー。

ref.
- [を] モバイル版 Revilist を公開しました[2009-02-08-1]
- [を] アマゾンの商品のカスタマーレビューを一気に表示する Revilist を公開しました[2008-12-25-1]

献本ありがとうございます (ref. [2010-04-24-4])。

黒野修資 / 年収100万円減でも一生豊かに暮らす方法

人口が減りマーケットが縮小、そして年収が減少するこれからの「一億総負け組時代」。
一方、寿命はますます延びて定年後がさらに長くなる。
はたして、あなたは80歳の時点でどれだけ豊かで充実した人生を過ごしているのだろうか?
また、その時点での資産残高はいくら?
この問いに答えられないと、あなたは「貧乏スパイラル」に陥ってしまうかも知れない。
今から「人生バランスシート」を作り上げ、家族で幸せになる方法を実践しよう。
本書は普通のサラリーマンが定年までに資産最低5000万円を築き、豊かな家庭を築く方法を伝授。

ざっくりと分類すれば、「一方で家や車のローンを抱えつつ一方で株に投資しちゃう」ようなマネーリテラシーの低い人向けの啓蒙書、ですね。
書名は、普段こういう本を手に取りそうにない人たちの注意を喚起するには適しています。読んで欲しければ、読んでもらえるタイトルにするべきだしね。

目次:
- 序章 一億総負け組時代のサバイバル
- 第1章 本当の資産と貧乏スパイラルリスク
- 第2章 家計のタンクの底に開いた蛇口を今すぐ締めよ
- 第3章 年金なくして人生設計なし
- 第4章 ファミリーファイナンス
- 第5章 確実にお金を貯めるために知っておくこと
- 第6章 最低5000万円貯めるためのファミリーファイナンス

「危なっかしいお金の使い方してるなあ」という人にオススメすると良いかと。著者(男性)の経験談も豊富。男性サラリーマン向きかな。

マネーリテラシ本では定番の「持ち家か借家か」の議論もあります。
メリット・デメリットも分かりやすく解説。
私は、持ち家(購入)のデメリットとして挙げられている、「少子化(人口減)でこれから住宅価格は安くなっていく」という点に同意。
またしばらくは賃貸住まいが続くかと。
買うんだったら20年後くらいから検討かな。
まあどうなるか先のことは分からないけど。

著者による細かい節約の事例(あくまで「事例」で「推奨」ではない)の一つ、散髪を妻にやってもらうってエピソードが我が家といっしょだ!
切りすぎた妻に文句を言ったらすねちゃったとか!
最近はだいぶ慣れてきています。
うちではまずサボという櫛のついた剃刀で自分でおおまかに切って細かいところ(襟足とか、全体を整えるとか)を妻にやってもらうというパターンになっています。いつもありがとう!(妻に感謝)
以下、うちの自宅散髪セット:
サボヘアトリマーSB -41

富士商 ヘアーキャッチャー

ギャツビー ヘアセルフカットセット


年金の話も。年金の大きな利点は障害年金、遺族年金もついてくること。
ときどき見かける「年金は破綻する!」という説を真に受けて保険料を支払わないとそういう面で不利だよね、という話。
まあなんにせよ年金だけでは老後の生活が厳しいので、貯めましょうってのがこの本のメインストリームなんだけどね。

お金について楽観的ではなく保守的に考えるべきだと改めて強く感じた著者の事例が p.172 に。
 僕は若かりし頃に住宅ローンを組んだ際、「大量の国債を抱える日本はいずれ破綻し、そしてハイパーインフレの時代を迎える。その時は1ヵ月分の給料で完済できるはずだ」という目論見を抱いていました。だからこそ、かなり無理めな住宅ローンでも組む気になり、そして繰り上げ返済などせず35年かけてゆっくりと返済をしていくつもりだったのです。
 しかしご存知のように、残念ながら(?)ハイパーインフレなどは日本で起こらず、それどころか普通のインフレも起こらずデフレとなり、巨額な住宅ローンにずっと苦しめられることとなったのです。
ハイパーインフレうんぬんの話って10年前くらいに盛り上がっていたような気がする。それを受けてインフレに対抗できるように株式投資を始めたんだけど、ローンを選んでいたら大変だったろうなあ。くわばらくわばら。
この記事に言及しているこのブログ内の記事

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