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図書館で借りてたのですが、
これ非常に良い本でした。
このシリーズは何冊か出てるみたいので、いろいろ読んでみるつもり。

ピーター・K. ブリアン, ロバート カプート / ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方


はじめにより:
本書では、まず写真をどう撮るかを考える基礎となる構図、照明、露出などの事項と、カメラ、レンズ、フィルムその他の撮影に必要な機材について解説する。
デジタル写真についても触れている。
続いて、風景写真や人物写真、水中撮影や航空撮影など、さまざまな状況での撮影について述べる。
「ナショナルジオグラフィック」誌で活躍する経験豊富な写真家たちにも、撮影の秘訣を明かしてもらった。

「ナショナル ジオグラフィック」の本なだけあって、全ページつるつるの良い紙で超絶きれいなカラー印刷。
そして、載ってる写真が良いのです。
雑誌に載ったやつとかも使われてるようです。
普通の写真解説本のサンプル写真とは違って、写真集を見ている気分になったりもします。

前半はカメラと撮影の基礎知識。
デジタルの話もありますが、主にフィルムカメラの話です。
モノクロ写真の現像の話もあり。
一度挑戦してみたいテーマです。
構図やレンズや露出などは、デジタルもアナログも基礎は同じなので、参考になります。
絞り、ピント、被写界深度の解説の図が分かりやすい!
図解

後半はシーン別の撮影の話。
説明用に取り上げられている写真がいちいち素敵!
とりあえず、来年はいろいろと撮影旅行がしたくなりました。

ナショナルジオグラフィックスの写真家たちの言葉(アドバイス)からメモ:
一貫性のある取り組みをすることや、生涯の撮影テーマを定めること
(サム・エイベル)
多くの写真に欠けている唯一最大の要素は、光に対する感覚だと私は思う。音楽に対する感性が時とともに養われるのと同じように、写真における光に対する感覚も、経験によって研ぎすまされていくものだろう。
(アニー・グリフィス・ベルト)
熱意ある写真家は努力を惜しまない。
調査し、質問し、早起きし、遅くまで外で過ごす。
そして目ざとさと好奇心をもって、カメラを手に、何かが起こる瞬間を待ちかまえるのだ。
(ジェームス・L・スタンフィールド)
「幸運に恵まれるかどうかは、自分の努力次第だからね。しかるべき被写体を、しかるべきタイミングで、しかるべき場所と光の状態で撮るには、事前の調査が肝心だ。」
「何かが起こる瞬間にそこにいることが大切なんだ。」
(マイケル・ヤマシタ)
写真を撮るのは、解きかたが無限にあるジグソーパズルを組み立てる作業に似ている。
(ウィリアム・アルバート・アラード)

ref.
- National Geographic
  http://www.nationalgeographic.com/
- ナショナルジオグラフィック
  http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/index.shtml