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別に法則ってほどのものでもないし、
誰でも気づく当たり前のことなんんだけど、
「最初から気合いを入れると続かない」という
法則は広範囲にあてはまるなあ、と。

で、この記事の結論を先に行っておくと、
「無理せずできることからコツコツとアウトプット」、
そして、「続けたいなら見栄をはるな」。

写真と本文は関係ありません

競合製品


競合他社が出したソフトウェア製品がすごい人気で、
「我が社でも追随して類似製品を出さねば!」という
状況を経験したことのある人は多いと思う。
こういうプロジェクトで失敗する最大の要因は、
「後発なんだから、
競合製品を越える性能とオリジナリティを持つものにして、
一気に巻き返すのだ!」
という考え方。

プロジェクトリーダーがこういう考えで凝り固まっていると、
結局まともなアウトプットが出せない状態になる。
出せたとしてもかなりタイミングが遅れて、意味がなくなってたりする。
そうなるとその先がなくなる。プロジェクトとして続かない。
開発に関わる人にとっては悲しい話だ(まあ、こういう方針でなければ
「プロジェクト取りつぶし」になるという状況もありがちなので
一概にリーダーをせめられないんだけど、本題でないので置いておく)。

で、たぶんベターな方法は、ここで見栄をはらないで、
競合製品並み、またはそれ以下の性能でいいから、
まずは世に出すってことだと思う。
そして徐々にバージョンアップで追いついていく。
つまり、無理せずできることからコツコツとアウトプット。
何も出せないよりの断然良いはず。

ビデオブログ


定期的にニュースや動画を配信する「ビデオブログ」というのがある
(http://wiredvision.jp/archives/200507/2005071901.html)。
米国ではロケットブームなんかがメジャー。
で、日本では昨年の夏頃に女性キャスターがIT系なニュースを
紹介する10分番組「すらすらニュース」(http://slasla-news.com/)
がスタートした。
撮影、編集、構成はかなりしっかりとなされていて(プロの技!)、
しかも毎週欠かさずアップされていた。

一方、私も参加しているトーキョードリフト(http://tokyodrift.jp/)
というビデオブログもそのころにスタートした。こちらは、
「すらすら」とは異なり動画については素人のブロガーが集まって、
各自撮影した動画を短く荒く編集して公開するというもの。
「何がやりたいのか分からない」「つまらん」「死ねばいいのに」
などの批評を受けつつも(最後のは嘘)、
ゆるい感じで毎週欠かさずアップしている。

さて、2007年毎週更新されていた「すらすらニュース」は
12月を最後に更新がストップしている。
伝え聞いた話では、予算や時間の関係で続けられなくなったらしい。
あれだけしっかりした作りだから工数はかなりかかるだろう。
まあ難しいんだろうね。

一方、われらがトーキョードリフトは空気のように今も毎週更新している。
つまり、言いたいことは、
気合いを入れてかっこよくしっかりとがんばってスタートしても、
それが故にかえって続かなくなることがあるということ。
無理せずできることからコツコツとアウトプットしていけば、
ともかく続けることができる。
外部要因で続けられなくなって、何も出せなくなるより断然良いはず。

写真と本文は関係ありません

ブログ


ブログもそう。
気合いを入れて、「ブログ界隈(または、○○業界)をバッサリ切るぜ!」
みたいな感じでスタートすると、絶対失速する。
「打ち上げ花火のように、どかーんと目立って、短期間で散りたい」
という人でなければ、かっこつけずに、無理せずに、
自分ができる範囲でゆるくやっていくのが長く続けるコツ。
無理せずできることからコツコツとアウトプット。

で、この「ブログを続ける」というテーマについては
もうちょっと語りたいことがあるので、また後日まとめたい。

追記081004: まとめた!
- [を] 長く続けるブロガーと辛口なブロガー[2008-10-04-3]