なぜ本を読んだ方が良いのか?
2006-05-23-1
[BookReview]
齋藤孝著「読書力」[2004-09-05-4]より。
人の時間を頂いているわけだし。
とはいえ、吸収しすぎると飽和状態になり消化待ちに。
とはいえ、どんな本を読んだらいいかについては気をつけた方が良い、
という話が福田和也著「悪の読書術」[2004-05-13-3]に。
「君が読んでいる本をいいたまえ!!!」
■齋藤孝 / 読書力 / 岩波新書
■福田和也 / 悪の読書術 / 講談社現代新書
なぜ読書をした方がよいのかという問いに対して、人が何日もかけて抽出した知恵を効率的に吸収できる。
「言葉を多く知ることができるからだ」という答えは、
シンプルなようだがまっとうな答えだ。(p.67)
人の時間を頂いているわけだし。
とはいえ、吸収しすぎると飽和状態になり消化待ちに。
読書を必要ないとする意見の根拠として、読書をするよりも体験することアクティブに行動しつつ、じゃんじゃん本を読めば良いわけですね。
が大事だという論がある。これは根拠のない論だ。体験することは、読書
することとまったく矛盾しない。本を読む習慣を持っている人間が多くの
体験をすることは、まったく難しくはない。むしろいろいろな体験をする
動機づけを読書から得ることがある。(p.84)
とはいえ、どんな本を読んだらいいかについては気をつけた方が良い、
という話が福田和也著「悪の読書術」[2004-05-13-3]に。
フランスの元祖料理研究家ブリア・サヴァランは、その名著『美味礼賛』
(白水社)のなかで、
「君が何を食べているかをいいたまえ、私は君が何ものかいいあてよう」
と書いていますが、それは書物についてもいえることです。(p.225)
「君が読んでいる本をいいたまえ!!!」
■齋藤孝 / 読書力 / 岩波新書
■福田和也 / 悪の読書術 / 講談社現代新書