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セス・ゴーディン / 「見えてる人」になるたった1つの法則

これからの時代、もっとも必要とされるのは、「まず物事を始める習慣をつけること」、そして、「始めたことは、最後まで続けること」。トップランナーは皆、このたった2つのことを実践し続け、「見えてる」人になっているのです。
どうすれば「今すぐ、行動する人」になれるのか。そうなることで、どんな素晴らしい人生が開けるのか。新しいことを始めるリスクや恐怖をいかに克服するか……。そんなグローバル時代の生き方・働き方の本質を、具体的なエピソードとともに説いた、アクティブでポジティブでパワフルな自己啓発書。

とにかくやってみようよ。行動しないと何も始まらないよ。始めて、楽しんで、変化に対応して、たくさん失敗して、成長して、自分で自分をコントロールして、えいやっ、それ行けドンドン!といった内容の本でした。モチベーション本ですね。「物事を始める力」の重要を説いています。

各章の主張にあったエピソードや成功ストーリーがたくさん挙げられているので、いろいろと使えそう!

原題は「POKE THE BOX」。たぶんこのエピソードから取られたんだろうな。ちょっと長いけど引用(一部省略):
 いとこが生まれたとき、叔父は息子のために、ブザーのついたおもちゃの箱をつくってあげた。仕掛けのついた、ずっしりした箱で、コンセントに差し込むための太いコードがついていた。
[...]
 箱には二つのスイッチ、電球、ツマミなどがついていて、あるスイッチを押すとライトが点灯する。二つのスイッチを同時に押すとブザー音が鳴る。子供でなければ、いじってみるのに結構勇気がいる。
 子供はこの箱を見て、あれこれいじり始める。これを押すと、ああ、こうなるのか、次はどのボタンにしようか……といった具合に。
 数学者はこれを、関数と呼ぶのだろう。変数にある数が与えられると、解凍が導き出される。呼ぶと、答える。
 人生もこの箱と同じ。まずは、いじってみないと始まらない。
(p.44-45)

「自分から何かを仕掛けなければ、世の中の流れについていくだけで精いっぱいだ。(p.41)」というのは確かにそうで、要するに自分でコントロールできる部分を増やせることが、物事を始める人の最大のメリット。

それはそうと、トム・ピーターズの本を思い出しました。以前書いた感想記事から引用の引用。
トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈2〉 セクシープロジェクトで差をつけろ!

私は、自分の墓に、次のような泣き言を刻みたいとは思わない。

トーマス・J・ピーターズ 1942-??
「私はすごいことをやりたかったのだが、上司がやらせてくれなかった」
(p.59)
(ref. [2006-05-21-5])

著者のセス・ゴーディンの本は昔一時的にネットで無料で公開されていた「バイラルマーケティング」を読んだことがありました。アイディアウイルス!
セス・ゴーディン / バイラルマーケティング

(ref. [2001-03-13-4])
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