私は魚の缶詰が大好きで、実は研究室の私のロッカーには、常にサンマ蒲焼き缶、イワシ姿煮缶、(中略)、赤貝味付け缶などをストックしている。 何せうまくて、安くて、栄養もあるので食べない手はないのである。講義が終わり研究室に戻って昼飯になると、家から持ってきた白飯だけの弁当箱を広げ、その上からサンマの蒲焼き缶を開けてぶっかける。熱くてやや渋みの効いた濃いめの茶をすすりながら食らうこの猫飯のうまいこと。