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12年前に読んだ本を Kindle で再読しました。電子書籍のありがたさ。

森川幸人 / マッチ箱の脳(AI)-使える人工知能のお話 [Kindle版]

人工知能って、なんでしょう。SF映画に登場する、ロボットの脳ミソ?宇宙旅行をナビゲートしてくれる万能コンピュータ?いえいえ、人工知能は、もっと身近なところにあります。お天気予報からテレビゲームまで、実にさまざまな分野ですでにたくさん使われているのです。しかし、この人工知能、いったいどんな仕組みで動いているのでしょう。コンピュータも数学も苦手なあなたには、無縁のものだ、と思いますか?それでは、ちょっとそこにあるマッチ箱を使って「ちゃんと考える人工知能」を作ってみましょうか。その、小さなマッチ箱を原点に、将来、人類を、地球を救うかもしれない人工知能が作れたら、素敵だとは思いませんか。
お待たせしました!
ご要望の多かった、2000年に出版された「マッチ箱の脳-使える人工知能のお話し-」(新紀元社)の電子書籍版をリリースいたしました。「文化系にもわかるAIの本」をうたい文句に、数式を極力使わないようにしたAIの入門書編です。
筆者が制作したゲームへの具体的なの応用例を元に、代表的なAIモデルを中心にAI全体について解説しています。

2000年の書籍とほぼそのままの内容になっていますが、一部,今では不具合のある内容について、加筆修正しております。

当時読んだときの感想。
遺伝的アルゴリズム、ニューラルネットワーク、エキスパートシステムといった3大AIを分かりやすく解説。絵もかわいいし、例もやさしい。マッチ箱とマッチ棒をつかったアルゴリズム説明は、プログラムを知らない人でもAIのエッセンスを掴めそう。
(ref. [2001-02-20-1])

今回の感想も同じですね。基本的な考え方は意外と簡単なんだと納得してもらえると思います。それはともかく、細かい部分をはしょった極端に分かりやすい解説を読むと、すぐにプログラムを作りたくなってしまいますよね。

「文化系にもわかるAIの本」というのはまさにその通り。文理関係なく、情報処理を学んでこなかった、ITに関わるすべての人におすすめです。