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3DプリンタとCNCは違うよ、という id:wa-ren のもっともな指摘。

- 3Dプリンターってもんが起こすであろう革命と現在の3Dプリンターの限界、そしてもっと知るべきCNCのチカラ (キャズムを超えろ!)
http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20121205/p1

それはそうだよね、まったくその通り、というのは前提。

で、「MAKERS」[2012-11-29-1]を読んで「3Dプリンターだ!革命だ!」と言っている人は、3DプリンタもCNCも同じコンセプトの道具として認識しているんだけど、これらのカテゴリを表す適切な言葉がないので、とりあえず3Dプリンタの方を代表させて「3Dプリンターだ!」と言っているだけだと思います。私も含めて。

立体物を外界に出現させる際に積み上げるのか削るのかってのは、「道具として何を使うか」という現場レベルの話なわけで、ムーブメントを語るときにいちいちそこを区別するのは面倒な訳です。

カテゴリを表す何か適切な言葉が普及しないと、結局これらの機械は「3Dプリンター」で統一されちゃうかもしれません(※)。 「3Dプリンター」という言葉は、既存のプリンターからの連想で何ができるかが理解されやすく、拡散力・定着力がものすごくありそうなので。

3DプリンターやCNCでのものづくりの話って、今後テレビなどにどんどん出てくると思いますが、そこでの言葉の使い方に注目してみたいと思います。

※ 10年くらい昔のブログ黎明期において、「ブログだ!ウェブログだ!いや、ウェブ日記だ!」とネット上で議論されていたのが、いつの間にか「ブログ」がカテゴリを表す語として定着した(飲み込んだ)ようなものかと。