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一番の読みどころは「まえがき」。
質問させることと学ぶことの関係の解説など目から鱗が落ちました。
「重要なことは答えることではない、問うことである。 (p.13)」
なのですよー!

森博嗣 / 臨機応答・変問自在-森助教授VS理系大学生

ミステリィ作家であり、某国立大学工学部助教授である著者は、学生に質問をされることで出席をとり、その質問に自身が答えたプリントを配布するという授業を、何年間も続けている。理解度を評価するとともに、自主性や創造性などを高めるためである。授業内容に関連するもの以外に、たわいないものから、科学、雑学、人生相談など、学生の質問内容はヴァラエティ豊かだ。本書は、数万にのぼるそのQ&Aから、ユニークなもの・印象深いものを独断的に選び、その面白さの一端を紹介していく。

以下、読書メモ:

手紙はワープロで書く。稀に手で書くときは、必ずワープロで下書きして、それを見ながら書く。
(p.39)
私もこれやってる。
PC画面みながら手書きしてます。

カセットテープは裏は使っていない。あのテープ幅に4トラック入る。(p.50)

家の設計のときに風水を取り入れるかとの質問に対して、
信じていないが、風水を考慮するのは建築では常識。プロの作るものでは取り入れていない建物の方が少ないでしょう。
(p.95)
プロだもんね。

努力できることが才能。
(p.111)

何かに悩んでいる人は、解決策を知らないのではなく、最良の解決策を面倒でしたくないだけだ
(p.112)
うごごご。痛いところを突かれた!

「教える」という行為がこの世に存在するとは思えない。教えてもらったようにイメージしていても、それは「学んだ」だけです。
(p.129)

講義とは、その学問の目次のようなものです。
(p.133)

電柱の中は空洞。竹輪みたいに。(p.200)

続編も出ていますね。
森博嗣 / 臨機応答・変問自在〈2〉



ref.
- [を] 工作少年の日々[2008-08-11-1]
- [を] 森博嗣の大学論[2005-11-03-2]
森博嗣 / 大学の話をしましょうか

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