本書は、これまでに書いたことがある内容を、(色々ご指摘頂いた)直すべき点を直し、また、プレゼンテーション資料を数多く眺める経験中で気付いたことを書きました。
「プレゼンテーション資料を数多く眺めた中で気付かされたこと」というのは、わかりにくい”プレゼン資料"のパターンというものがあって、とても多い人たちがそのパターンに陥ってしまう、ということでした。そんなパターンはいくつもあるのですが、その一つはたとえば…ということを書いてみたのが本書になります。
自分の本職から離れた知識なり才能は、思い屈したときに「俺にはこういうこともできるのだ」という誇りとも慰めともつかない心理を生み出してくれる。精神衛生上にも雑学というものは役に立つものといえようか。
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