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コグレマサト, いしたにまさき / クチコミの技術 - 広告に頼らない共感型マーケティング


アマゾンでは21日から先行発売らしいこの本。
「まえがき」「目次」「第1章」が入った「立ち読みPDF」が
公開されているのでそこだけ先に読んでみました(ref. [2007-03-18-4])。
http://blog.nikkeibp.co.jp/book/kuchikomi/archives/124482.html

まず、まえがき。この本はどういうものなのかについて。
「ネットを活用したいけれどもどうすればわからないマーケティング担当者」
に向けて、ネットでクチコミを起こすための考え方やノウハウを、
クチコミの伝播を担う立場である「ブロガー」の視点から解説するものです。
(p.2)
ブログ+クチコミ、が全体の主題です。

ということで、続く第一章は、まず口コミとブログの関係と重要性の
解説となっています。

「1-1 メディア化する個人ブログ」:
ブログについての基礎的な説明。それとネタフルのアクセス統計情報。
これはなかなか興味深いです。グラフ見るときれいなロングテール!

「1-2 クチコミの正体」:
ブログのクチコミというのは、価格コムやアマゾンのそれとは性質が
違うものですよ、というお話。ブログは、SEOに優れていたり、
属人的で親しみやかったり、なんてのがポイント。

「1-3 意外なコンテンツがアクセスを集める」:
ブログからの情報伝播について、歯磨きネタの反応ループを例に挙げて解説。
どういう特徴を持ったコンテンツが話題になるか、などなど。
(ref. http://mitaimon.cocolog-nifty.com/blog/2005/04/post_929d.html)

「1-4 消費者はすでにWeb2.0の渦中にいる」:
ちょっと前の『涼宮ハルヒの憂鬱』のネットでのブームの話。なかなか
興味深い仕掛けでしたね。議論の余地を残す適度な不親切、がポイント。
(ref. http://mitaimon.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/youtube_e773.html)

なお、前書きから1-2までの著者は[N]氏、1-3, 1-4 の著者は[mi]氏です。
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