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ハリー・G・フランクファート(著), 山形 浩生(訳) / ウンコな議論


読了。屁理屈的な議論についての考察。
最初に山形浩生氏による訳者解説を
半分くらい読んでから本編を読むといいかもね。

雰囲気を紹介するため訳者解説からちょっと引用(p.92):
 フランクファートの提示しているウンコ議論普及要因とはいかなるもの
であろうか。かれの仮説はその普及について社会的な環境の変化に対する
やむを得ない適応行動なのではないかというものである。知らないことに
ついて意見を求められる状況が増え、さらに市民意識の歪んだ浸透のせい
で、そうした意見を求められた際にあっさり「知らない」「意見はない」
と言うことが恥ずべき事とされるような暗黙の風潮が広がっているために、
人々はやむを得ずその場しのぎでウンコ議論や屁理屈を大量にばらまくよ
うになったというのである。
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