齋藤孝氏のオープンセミナー「日本語力を鍛えて、伝える」
2004-01-13-3
[Book]
先日[2003-12-17-3]申し込んだ齋藤孝氏のセミナーへ行ってきました。
かなり面白かったです。でも、疲れました。
前半は講演、後半はワークショップ形式でした。
以下、講演のメモ:
その他、文脈力、人間ジュークボックス化、拍手すると疲れが飛ぶ、会議の話、など。
以下、ワークショップのメモ:
以下、私の持っている氏の本を挙げておきます。って、2冊だけでした。
■質問力 (ref. [2003-12-24-4])
■「できる人」はどこがちがうのか (ref. [2001-12-31-3])
再読し始めました。今読むと吸収率が高いかも。近々御紹介予定。
かなり面白かったです。でも、疲れました。
第22回人間力オープンセミナー
「日本語力を鍛えて、伝える」
明治大学教授 齋藤 孝(さいとう たかし) 氏
平成16年1月13日(火)18時45分〜 汐留シティセンター
前半は講演、後半はワークショップ形式でした。
以下、講演のメモ:
- 「再生力」
- 言語能力の高さの指標として「再生」力というのが重要である。理解できたかどうかは、聞いた内容をきっちり話す (再生) ことができるかで分かる。さらに、このように再生するとしっかりと身につく。
- 「コミュニケーション」
- 講演や会議などでの視線の配り方=意識の配り方。
- 素人は、自分に好意を持っていそうな人に視線を配る
- 玄人は、逆に敵意や反感を持っていそうな人に視線を配る
- つまり、苦手な人に意識を配ることが大切。
- 講演で、遠い場所に居る人々に視線・意識を配るには、マイク持ったまま席の近くまで歩いて行って話す。眠らなくなる。
- 小さい声 (ピアニッシモ) を遠くに飛ばすにはまず意識を遠くに、という歌手の話。
- 講演や会議などでの視線の配り方=意識の配り方。
- 「フィードバック」
- テニスでボールを打つとき線を越えてしまう場合のコーチングを例に。
- 方法 1. 「もっと中に入れろ!」「何やってんだ!」 →×
- 方法 2. 「ラケットをもっと立てて」など。角度やフォームについてのアドバイス。
- 方法 3. 何メートル越えたかを予測させて (言わせて) から、実際に何メートル越えたかを教える。
- この 3 のやり方が効果的。繰り返せば、何メートル越えたかが正確に答えられるようになる。自分の状況をしっかり把握できるようになる。この基準 (目標) となる線=ベースライン。
- 空手などの型もベースライン。何万回も型を練習すると、自分のずれが把握 (意識) できるようになる。
- テニスでボールを打つとき線を越えてしまう場合のコーチングを例に。
その他、文脈力、人間ジュークボックス化、拍手すると疲れが飛ぶ、会議の話、など。
以下、ワークショップのメモ:
- (1) 再生力を試してみる。2人一組になって、交互に前半の講演の内容を3分で再生する。メモは見ない。これはかなりつらかったです。
- (2) 意味の含有率について。4人でグループ。各自順番に意味のあることを話す。一番意味のある話をしたと思われる人をいっせーのせ、で指さしする。
- (3) 偏愛マップ。各自偏愛マップ (自分の嗜好を紙にずらっと書いたもの) を作る。2人一組でそれに基づいて数分話す。氏は、これを利用した合コンを企画したらしい。
- (4) マクベスのシナリオを、2人一組で句読点で交互に交替しながら滑らかに読む。
- (5) 呼吸法。3 秒吸って、1 秒止めて、15 秒で吐く。
以下、私の持っている氏の本を挙げておきます。って、2冊だけでした。
■質問力 (ref. [2003-12-24-4])
■「できる人」はどこがちがうのか (ref. [2001-12-31-3])
再読し始めました。今読むと吸収率が高いかも。近々御紹介予定。
この記事に言及しているこのブログ内の記事