Kindle で配信されたばかりのこの本、さっそく読みました。「イスラム国」についてはネットなりテレビなりで情報は得ていたのですが、どうしても断片的になっていました。やはりこういうときはこの書籍のように、基本的な内容からしっかりまとめてあるものを読むのがベストですね。彼らの考えや今にいたる経緯、今後の展開など一気に情報インプット！ いやあ、価値観の違いは大きいですね。大きすぎます。

■池内恵 / イスラーム国の衝撃 [Kindle版]

既存の国境を越えて活動し、住民から徴税し、「国家樹立」をも宣言した「イスラーム国」-なぜ不気味なのか?どこが新しいのか?組織原理、根本思想、資金源、メディア戦略、誕生の背景から、その実態を明らかにする。

細かい感想は書きませんが、なんといいますか、中世のような戦国時代が現在進行形なわけです。原理主義的な方向性を持ちつつ、反発したり同調したりする勢力もいろいろある中、「イスラーム国」の優位が明確になってきた。よほどのことがないかぎり、地域内では優位性はくつがえらなそう。

ともかく、これは良著。読みましょう、読みましょう。

あと、本書の感想として話題になっていた記事をあげておきますね：
- 「イスラーム国の衝撃」を易しくかみ砕いてみた (More Access! More Fun!)
http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=17416