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Kindle で読みました。まだ子供は小さいのでコーチングとかあんまり関係ないかなと思いながら読み進めていたのですが、さにあらず。久しぶりに読んで良かったと思った本です。かなり感銘を受けました。

菅原裕子 / 子どもの心のコーチング 一人で考え、一人でできる子の育て方 [Kindle版]

子どもをよい子に育てたい----。そう考えるあまり、声をかけ、世話をやきすぎて、依存心の強い、自立できない子どもが増えているといいます。しかし、子どもの将来を思うのなら、自分で考える力、周りの人とうまくやっていける本物の「生きる力」を身につけさせるのが親の務めです。
本書では、コーチングの技術を応用して、子どもの内なる能力を引き出し、子どもが自分で考え、答えを出せる子育て法を紹介します。
「親は子どもをサポートし、才能を花開かせるコーチ」「子どもに教えたい、"愛すること""責任""人の役に立つ喜び"」「幸せ気分でするしつけ」「あなたの『きき耳』チェック」など、親がコーチとしてのあり方を学び、親自身が成長することによって、子どもの「生きる力」も育まれていくのです。

目次:
第1章 親の役割は何?
- ハートフルコミュニケーションで目指すのは子どもの自立
- 親の役割は子どもを思いのままに動かすこと?
- ...
- 親の「ヘルプ」が子どもをダメにする
- 親から子への最高の贈り物「サポート」
- ヘルプは親の自己満足、子どもの人生を横取りする行為
- 親は子どもをサポートし、才能を花さかせるコーチ
- ...

第2章 子どもに教えたい三つの力
- 愛すること
- 責任
- 人の役に立つ喜び

第3章 子どもを幸せにするしつけ
- 叱ることがしつけではない
- 怒りの自動スイッチをリセットすることから始めよう
- どう生活するか、まず親が「枠組み」をはっきり示す
- 生きやすい生活習慣を身につけさせるには
- 生活の枠組みを「ルール」として示す方法も
- 枠組みやルールを機能させる親の努力
- 親自身が枠組みにそって生きることが大切
- ...

第4章 心を結ぶ聴き方・伝え方
- 子どもの話を聴くことはサポートの基本
- 人間はそもそも人の話なんて聴いていない
- ...
- 親の問題も解決されるべきである
- 子どもを責める「あなたメッセージ」
- 親の気持ちを伝える「私メッセージ」
- 子どものコミュニケーション能力は親次第

第5章 親の幸せは自分でつくる
- 子どもからの自立親からの自立
ー親からの自立

読書メモ:
うちの子の今の年齢に関連した箇所のみ。

親はヘルプしてあげている自分が好きなのです。子どものために何かをやっているという感覚は、親が自分の責任をはたしているというニセの満足感にほかなりません。
親の期待が強く、その期待にそって日々干渉され、ヘルプされ続けると、子どもは「あるがままの自分ではいけない」というメッセージを受けることになります。
あわわ。

「甘えを受け入れる」と「甘やかす」は違う。

幼いうちから、自分の仕事をまかされてきた子は、くり返し自分の問題を解決してきていますから、問題処理能力を身につけています。
いろいろやってもらっています。

「親は叱っているのではなく、自分の都合で怒っている」という話。ギクっとしました。叱るべきなのは命に関わるとき、自分や他人を傷つけそうなとき、とのこと。

ほめ言葉を使った支配が子どもにいい影響を与えないのと同じように、罰を使っての支配も、子どもの未来に大きな問題の種を植えることになります。
前者の理由は場合は見返りを求めるようになってしまうから。後者が悪影響なのは当然。

「人の役に立つ喜び」を教えることができれば、マナーの内容を逐一言って聞かせる必要はありません。子どもは自然に人に親切にするようになります。「人の役に立つ」というのは、副作用のない動機づけであり、すべてのマナーの基本です。
人の役に立つ人になってほしい!

まず、あなたの生活から、子どもに対する指示、命令、小言をなくしてみませんか
はい、がんばります…。

お店などで最初に駄々をこねたときの対応が大切です。「買いませんよ」とやさしく伝えて前に進みます。予どもは泣きながらついてくるでしょう。
これは夫婦ともにやってる。
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