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今まで読んだ育児書の中で一番しっくりしました。

須賀義一 / 保育士おとーちゃんの「叱らなくていい子育て」 [Kindle版]

子育てで悩まない人は、まずいないでしょう。一生懸命に子どもと向き合い、子どものためを思って叱っているのに、なかなかうまくいかない、子どもが言うことを聞いてくれない……。でも、そんな悩みを解消する方法があります!本書は、こどもが「叱られる行動」をとるメカニズムを解明しつつ、子どもが積み木を投げてしまうようなとき、友だちのおもちゃをとってしまう時など、さまざまなケースを取り上げ、すぐに使えるヒントをたくさん紹介してみました。親も子もみんなが幸せになれる「叱らなくていい子育て」、始めてみませんか?

タイトルの「叱らなくていい」を見て、放置スタイル育児推奨本かなと思う人もいるかもしれませんが、まったく違いますのでご安心を。こんな感じです:
僕が現代の子育てをする人に知っておいてほしいのは、子育てをするのに「叱って育てるのか」、「叱らないで育てるのか」というどちらかに偏ったお話ではなくて、「子育て=叱る」ではない、ということなのです。
子どもを育てる上で「叱る」ことは出てくるかもしれない、でも「叱る」前にやれることはたくさんあるということを知っておいてほしいのです。

さて、本書では、親子の手軽で効果的なスキンシップとして「くすぐりあそび」が推奨されています。実は私はとらちゃん(もうすぐ5歳の息子)に小さい頃からこちょこちょ攻撃をして楽しんでいます。今も朝や夜にこちょこちょしています。

これは4年前、1歳になったばかりの記録映像:


子供はこちょこちょされるのが大好きみたいで、子育て支援センターなどでとらちゃんにコチョコチョしてキャッキャッと遊んでいると、小さい子供達がコチョコチョしてもらいたがって寄ってきたりします。ちょっと大きい子(3歳以上?)だと自分の親のところにいって「こちょこちょして」とせがんだりします。オススメです。

これ以外にも本書の内容は自分の短い子育て経験で感じたこととの一致が多く、なるほどと納得できるポイントも多いのです。私にとっては非常に有益な子育て本でした。

この本は書きおろしですが著者のブログもあります。こちらを読んでみて自分にあうかもと思ったら本書を読んでみる、ってのが良いかもしれません。

- 保育士おとーちゃんの子育て日記
http://hoikushipapa.blog112.fc2.com/

Kindle 版を読みましたが、紙版(文庫)も出ています。
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