村上春樹ワールドのいろんな要素がつまっていて楽しめました。
前半はどきどきわくわく手に汗握る展開。
最後の方は「世界の終り〜」や「かえるくん〜」の世界。
■村上春樹 / 海辺のカフカ(上)
■村上春樹 / 海辺のカフカ(下)
あと適当に引用:
それはそうと、主人公が図書館で読んでたバートン版「千夜一夜物語」
が気になってきた(しかしすごい分量だ)。
前半はどきどきわくわく手に汗握る展開。
最後の方は「世界の終り〜」や「かえるくん〜」の世界。
■村上春樹 / 海辺のカフカ(上)
■村上春樹 / 海辺のカフカ(下)
あと適当に引用:
この世界において、退屈でないものには人はすぐに飽きるし、
飽きないものはだいたいにおいて退屈なものだ。
そういうものなんだ。
僕の人生には退屈する余裕はあっても飽きているような余裕はない。
たいていの人はそのふたつを区別することができない。
本は小さな出版社から出版されたんだけど、でもほとんど売れなかった。
そこには結論というものがなかったの。
そして結論がないような本を誰も読みたがらなかった。
結論がないのは私にはとても自然なことに思えたんだけど
もしほんとうに自由が与えられたりしたら、
たいていの人間は困り果ててしまうよ。覚えておくといい。
人々はじっさいには不自由が好きなんだ。
耳を澄ませるんだ。はまぐりのように注意深く
それはそうと、主人公が図書館で読んでたバートン版「千夜一夜物語」
が気になってきた(しかしすごい分量だ)。
この記事に言及しているこのブログ内の記事