映画化も控えているそうで、話題の「万能鑑定士Q」。ちょっと前に Kindle 安売りだったときに買ったのがあったので、2冊一気に読みました。2冊で1話ということなので。

■松岡圭祐 / 万能鑑定士Qの事件簿 I [Kindle版]

東京23区を侵食していく不気味な“力士シール”。誰が、何のために貼ったのか?謎を追う若き週刊誌記者・小笠原は、猫のように鋭く魅惑的な瞳を持つ美女と出会う。凛田莉子、23歳-一瞬時に万物の真価・真贋・真相を見破る「万能鑑定士」だ。信じられないほどの天然キャラで劣等生だった莉子は、いつどこで広範な専門知識と観察眼を身につけたのか。稀代の頭脳派ヒロインが日本を変える!

■松岡圭祐 / 万能鑑定士Qの事件簿 II [Kindle版]

『週刊角川』記者・小笠原は途方に暮れていた。わずか２日で、コンビニの弁当は数千円から数万円に、ＪＲのひと区間は九千円以上になり、いくら金があっても足りないのだ。従来のあらゆる鑑定をクリアした偽札が現れ、ハイパーインフレに陥ってしまった日本。だが、まだ万能鑑定士・凜田莉子の鑑定がある！　パーフェクトな偽札の謎を暴き、未曾有の危機から国家を救うことができるのか!?

さくさくとした展開で楽しく読めました。まあ、いろいろアレなところが多くて、そりゃねーだろー、とツッコミを入れたくなりつつ、この荒い感じが味なのでしょうねえ、と納得。

個人的には、同ジャンル(?)ではこの前読んだ「ビブリア古書堂」の方が良かったな。