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このブログで何度も紹介している私の愛機、電子メモ帳 Pomera(ポメラ)のプレミアムモデル DM20 が発表されました!
12月11日より発売されるようです。

- KING JIM デジタルメモ「ポメラ」DM20発売
http://www.kingjim.co.jp/news/0911/n-pomera.html
- デジタルメモ「ポメラ」に進化したプレミアムモデル DM20
http://japanese.engadget.com/2009/11/24/dm20/

(ポメラって何?という人は、詳細は渾身のレビュー記事をどうぞ→[2008-11-16-3]

なんてったって素晴らしいのは、テキストをQRコードにエンコードしてケータイなどに転送できるようになったこと。
電波を飛ばすとかコードをつなげるなどの「環境に依存してトラブルを起こしそうな方式」ではなく、ロバストなQRコードを選んだのはクール!クール!
書いた文章を移動するだけなのに関係ない設定とかに煩わされたくない。
「なんかよく分からないけど Bluetooth がつながらないよー」とかポメラでいちいちやってられないでしょ。
QRコードならたいていのケータイに送れるし、iPhone にも送れる。
分量が少ないテキストデータだからこそこういうプリミティブな手法が取れるのですね。
QRコード化は3200文字までだそうですが、ブログのドラフトなら問題なし!

もちろん、あいかわらずネットにつながりません。
軸がぶれてませんね。良い傾向です。
ネットにつながらないことで、集中して物書きするのに最適なガジェットとなっているわけで、これでネットにつながるようだと単なるヘボいネットブックになってしまうのです。
あくまで文具なんですよね。

Mac では使えない、という意見も見かけましたが、miscroSDカード経由でテキストデータを取り込めるので問題ないと思います。
MacBook ユーザの私はいつもこの方法です。

価格は安くはないです。
でも高すぎると思っている人は、初代ポメラの定価と実売価格の差を調べてみると良いかと。
私は、旧ポメラは出た当初に8割くらいの値段で買いました。

そうそう、目標販売台数の3倍も売れたのですね、初代ポメラ。
電源を入れてから約2秒で起動するストレスフリーな設計と、テキスト入力に特化したシンプルな機能性で、昨年11月の発売以来、ユーザーの皆様には大変ご好評をいただいております。発売時点での年間販売目標は3万台でしたが、累計約 9万台と3倍の実績となっております。
(http://www.kingjim.co.jp/news/0911/n-pomera.html)
これは間違いなく大成功ですね。
当初は「1万円切らないと売れないだろ」「今どきネット使えないと誰も買わないだろ」みたいな意見が多かったのですが、ちゃんと需要がある商品だったと証明されたわけです。
これからも、「なんだかんだ言って結局買わない人」(潜在ユーザですらない人)の意見に流されず、独自のスタイルで突き進んで頂きたいと思います。

追記091217:
- ポメラに見た“ぶれない開発” (日経エレクトロニクス - Tech-On!)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20091216/178619/
「あえて通信機能を搭載しない」と言うと時代を逆行しているようにも聞こえますが,機器本来の価値を守るための合理的な判断だったと言えるでしょう。文具メーカーが手掛けるポメラが,これからどのような進化を遂げるのか,今から楽しみです。
ですです。
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