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佐々木俊尚 / 次世代ウェブ グーグルの次のモデル


佐々木俊尚氏の最近の本。良著。

現在のウェブまわりの話題を押さえて未来を見通す本。
キーワードは、おせっかい、ソーシャル、パーソナライズ、集合知、中抜き、アテンションエコノミー、リスペクト、などなど。
この手の話題って、個別にネットで調べれば十分な知識を得られると思うんだけど、一冊にぎゅっと詰まった本があればそれ読めば大筋の理解が得られるわけで、これがまさにその本なわけです。
この本からスタートしていろいろ調べてみる、というのが良いかと。

それはそうと、
「UFOキャッチャー」アーキテクチャという言葉が面白かった。
 結論から言ってしまえば、Web2.0というパラダイムは、極大化されたデータベースの海と、そこから的確に有用なデータを拾い上げるための「UFOキャッチャー」アーキテクチャという二つの層からなっている。データベースが巨大化していけばいくほど、そこから情報を収集・マイニングするためのUFOキャッチャーは高度化していき、高い能力を求められるようになる。
[...]
 「UFOキャッチャー」アーキテクチャーというのは、現実に存在するサービスでいえば、検索エンジンやRSSリーダー、ソーシャルブックマーク、あるいは階層型メニューを持つポータルサイトなども含まれる。(p.21)
私が仕事やプライベートで開発してるのは、まさにUFOキャッチャーアーキテクチャーなんだなあ、と。
ネット系で便利なサービスってのはみんなこれで言い表せそう。