古い記事
ランダムジャンプ
新しい記事
塩野七生 / ローマ人の物語 13 - ユリウス・カエサル ルビコン以後(下)

([2004-10-07-4]の続き)
カエサルの遺言状では無名のオクタヴィアヌスが後継者として指名されて
いました。
アントニウスがオクタヴィアヌスにいろいろといじわるをしました。
オクタヴィアヌスは若く力も足りないので耐えました。
カエサル殺しに関わった人たちは逃げました。
アントニウスとオクタヴィアヌスは手を結びました。
二人はギリシャへ渡り反カエサル勢力を一掃しました。
国内の反勢力を粛清しました。
アントニウスは東側、オクタヴィアヌスは西側の世界を勢力範囲と決めま
した。
アントニウスはエジプトでクレオパトラと結婚しました。
大国パルティアへ遠征しましたが失敗しました。
小国アルメニアへ行き兵力にものを言わせ戦わずして圧倒しました。
これを名目にエジプトで凱旋式を行いました。
この間、オクタヴィアヌスは、クレオパトラはローマの敵であると喧伝し
ました。
いよいよオクタヴィアヌス対アントニウス&クレオパトラの決戦、
アクティウムの海戦です。
クレオパトラの船団がとっととエジプトへ逃げてしまったため、
アントニウス側は勝てたかもしれない戦いに敗れました。
オクタヴィアヌスはのんびり追ってエジプトへ着きます。
アントニウスは死にました。クレオパトラは死にました。
ローマに平和が戻りました。