新潮文庫版『百年の孤独』読了、引き続き『〜代わりに読む』本を読んでいます
2024-08-05-1
[BookReview]
6月末に新潮文庫版『百年の孤独』が出たので、これを機に読んでみるかと思い立ち、1か月くらいかけてやっと読了しました。
- 百年の孤独 (新潮文庫 カ 24-2) | ガブリエル・ガルシア=マルケス
奇妙な寒村を開墾しながら孤独に生きる一族。その宿命を描いた、目も眩む百年の物語。
一気に読まずちびちびと読んでいました。一体何を読まされているんだろう感ありつつも、おもしろかったです。お酒飲みながら読むと混乱したので、コーヒー飲みながら読むことが多かったです。
前回の流れがわからなくなったりするので、アンチョコ(読み解き支援キット)は必須。毎回、読書再開前に現時点までの概要を一通りながめてから読みました。とてもありがたかったです。
どこかで読んだような展開や構成だなと思うこともあったのですが、よく考えたらこちらがネタ元なんでしょうね。今シャーロックホームズを読んで「トリックがありきたり」とか言うようなものか。
で、次にこちらを読んでいますが、おもしろすぎる。連想から話があちこちに飛ぶんだけど実際本を読むときはこんな感じですよねえ。脱線話も塩梅良く、読書ネタエッセイとして楽しめます。
- 『百年の孤独』を代わりに読む (ハヤカワ文庫NF) : 友田 とん
ガルシア=マルケス『百年の孤独』を読者の代わりに読む「私」。ところがすぐに脱線し始めて……
『百年の孤独』本編は誰にでもオススメできる本かと言うとちょっと違うかもだけど(読書慣れしてない人は途中で挫折しやすいかも)、こちらは気楽に推せます。『百年の孤独』未読な人でもぜんぜん大丈夫。
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