『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』の続編、というか、同じコンセプトで別テーマの2冊目。
その名の通り「話し方」本100冊分の中身を要素別にまとめた本です。物理的な話し方(しゃべり方とか声とか)、話すときの態度(傾聴とかあいづちとか否定しないとか)、話す内容(伝える順番とか質問力とか鉄板ネタとか)などまぜこぜで登場頻度順にランキング。1位から読んでいけば、どこで読みやめても、重要なことはひとまず押さえられます。
サーベイ論文とか概要レポートみたいな感じ。浅く広くなので、内容は深くはないです。あと、ワクワクするような面白みもないです。しかし、こういう実践的なノウハウについては、本書のようなまとめ本が最適だと思っています。
上位20位までをメモ。順当な感じです。
- 1. 会話は「相手」を中心に(聞くのが大切、否定しないなど)
- 2. 伝える順番が大切(結論から、結論>説明、結論>理由>具体例>結論、など)
- 3. 話し方にメリハリ(声の大きさ高さに変化つける、ゆっくり話す、間を意識、語尾はっきり)
- 4. 「いい質問」で話を引き出す
- 5. 鉄板ネタ
- 6. ほめる(「ほめ+理由」で具体的に、プロセルほめる、人前でほめる)
- 7. 相手の目を見る
- 8. 具体的に話す(数字、固有名詞)
- 9. 相槌・うなずきで共感のサイン
- 10. 謝罪が先。言い訳はあと
- 11. 話は短く
- 12. 笑顔で
- 13. 叱ってもいいが、怒ってはいけない
- 14. 目上の人と話すときは丁寧に
- 15. かんたんな言葉・やさしい言葉で伝える(専門用語、同音異義語、カタカナ語)
- 16. 悪口は言わない、聞かない、関わらない
- 17. 身振り、手振りを加える
- 18. 相手の話をさえぎらない
- 19. 要点を絞る(結論はXXです。理由は三つあります。)
- 20. 導入部分がキモ(「スピーチは苦手です」「突然のご指名で」などは言わない)
新生活には、新たに知り合う人たちとの対話、コミュニケーションがつきもの。これを読んでおけば、自分が不安に思うポイントと対応策がわかるので、良いと思います!
- 「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。 | 藤吉 豊, 小川 真理子
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ポッドキャスト「ツイてるブッククラブ」の課題図書選定会議で紹介した一冊です。
課題図書選定会議で紹介した本はこちらにまとめてあります: