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これ読みました。
書籍タイトルの通り、個人開発のクリエイターたちのエピソード集です。

  • 個人開発をはじめよう!クリエイター25人の実践エピソード (技術の泉シリーズ(NextPublishing)): ゆずたそ

    「自分でサービスをつくってみたいけれど、なにをすればいいかよくわからない」 「ひとりで開発してみたけれど、モチベーションが続かず挫折してしまった」……。本書はそんな個人開発にまつわる悩みをかかえるあなたに向けて書かれた本です。プログラミング初心者や学生、運営10年越えのベテランから起業家まで、全25名の個人開発者が自分の体験談をふんだんに語っています。開発手法、集客やモチベーション管理、やっぱり気になる収益など、個人開発のリアルがまとまった本です。

私が運営しているキンドル本セール情報サイト「キンセリ」もこの本で言うところの個人開発でして、そういう経緯で、いろんな人の事例や考え方を知りたくて読みました。内容はまさにどんぴしゃでとても参考になりました。アプリは個人だと大変だなあ、やはり一人ならサイトの方が良さげですね。

「個人開発で不労収入」を目標としている方が何人かいらっしゃいましたが、なかなか難しいですよね。「キンセリ」は手作業を減らすべくプログラムいろいろ書いているんですが、実際は「不労」には程遠く、データ管理やメンテでそれなりの工数がかかります。それでも平均して1日1時間くらいか。ここ最近は API の仕様変更への対応タスクが重くて、かなり余分な工数かかっています。

初めて知ったのですが、「MVP (Minimal Variable Product)」という考え方は良いですね。小さくすることで不具合が少なく、あってもすぐ直せる、と。私もこの考え方と同じですね。依存関係はミニマムにして、スクリプトサイズは小さくして、それらの組み合わせでなんとかしていくという方針でやってます。依存関係の最小化はかなり徹底的にやっていて、データベースすら使っていません。スクリプト言語の基本機能で完結するようにがんばっています。

まあ、これはどんなサービスを作るかによるところですよね。私は、(1)動的にページを生成しない、(2)ユーザ情報は持たない、というキツめの制限でやっているので、MVPと相性が良いのかと。実現したいことと実現できること(技術力や時間)のバランスが大切。割り切りです。

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