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ヤフーにたまっている大量のデータを分析して可視化して知見を得るよ!というお話です。私の関わった仕事も少し載ってました。

  • ビッグデータ探偵団 (講談社現代新書) : 安宅和人, 池宮伸次, Yahoo!ビッグデータレポートチーム

    ビッグデータ、という単語を聞いたことのある人は多いかもしれない。しかし、これによっていったい何ができたり、どんなことがわかったりするのかを知らない人は、まだまだ多いのではないか?私たちが本書で示していくことは、ビッグデータが、これからのビジネスを考えるうえで、また、あなたの生活をより快適なものにするために、こんなにも役に立つのか、という驚きと発見である。

本書では、ウェブ検索キーワードや位置情報などヤフーに日々蓄積されていくデータをメインに分析を行い、そこから予測・予知につなげサービスの質向上につなげる、という流れで興味深い事例が紹介されています。データマイニングというと「分析の結果、ビールとオムツが同時によく売れてることがわかった」という有名な事例があったりしますが、それに置き換わるようなキャッチーな話題がいろいろ!?

ヤフーは、検索・掲示板・EC・アプリ・ニュースなどの複数のサービスの横断的なログを大量に持っているのが特徴。この規模でこれだけの多種なデータ(マルチビッグデータ)は世界的に見てもなかなかないです。これらの組み合わせでの分析こそが、本命でしょうが、本書では組み合わせの部分はそれほど深入りしておらず。それでも興味ふかい結果が出てきていますからね。組み合わせは今後の話となるでしょうね。

本書で解説されている動画:


発売日に入手したのに読むのが遅くなってしまいました。紙の本を通勤で持ち歩くのは久しぶり。読み終わる頃には電子書籍版が出てました。