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Kindleで読める育児本はなるべく読んでいこうと思っています。
今回読んだのはこれ。

諸冨祥彦 / 0歳から大人になるまで親がすべきこと 子育ての教科書 (幻冬舎単行本) [Kindle版]

0歳から大人になるまで、「これだけは大切にしてほしい」という子育ての基本がギュッと詰まった一冊です。基本さえ押さえていれば、子育ての失敗は十分に取り返しがつくのです。
◎乳幼児期に一貫した愛情を注ぎ、心の土台をつくる
◎子育てのゴールは「幸福力」を育てること
◎子どもの年齢と成長に応じて接し方を変える
・0~6歳 めいっぱい愛情を伝える「ラブラブ期」
・6〜10歳 社会性と協調性を育む「しつけ期」
・10〜18歳 自分づくりを支える「見守り期」
・18〜25歳 子どもの就職・結婚をサポートする時期

30年間、親の悩みと不安に応えてきた人気カウンセラーによる子育ての知恵と実践的アドバイスをたっぷり紹介。

以下、読書メモ:

キーワードは「自己肯定感」ですね。うちの子はまだ5歳ですが、自己肯定感をしっかり持った子に育てたい、というか、育ってほしいと思います。
「僕はこの世界で受け入れられている」「私という存在はOKなんだ」という感覚、すなわち「自己肯定感」
この自己肯定感こそが、子どもが一生を生きていくうえで大切な基盤となります。つらいことがあっても「もう少し頑張ってみよう」とふんばることができる、心の土台になるのです。
大切なのは、子どもが集団の中に身をおき、「自分はみんなの役に立てるんだ」と実感できることです。人間が自己肯定感を持ち、人生を意味あるものとして生きていくうえで、「自分は役に立つことができる存在だ」という感覚を持つことは、とても重要です。

早期教育について。
早期教育そのものには、害はありません。問題は早期教育そのものではなく、「早期教育的な雰囲気」です。
 子どもが親の期待に応えようと、自分を押し殺してやりたいことをガマンし、やりたくもないことをする。より速く、より正しく、より効率的に解答することを求められ続ける。そんな窒息しそうな雰囲気に満ちた家庭に育つことが、子どもの心にダメージを与えるのです。

家事について。今もいろいろ手伝わせている(手伝わせ始めている)ところですが、家族みんなでやっていく、という方針で続けていきたいと思います。
家事はみんなでやるものであり、「家族というチーム」のメンバーとして当然、自分もやるものだという意識を育てていくのです。

「ほめる・しかる」のではなく、自分の行動に責任をとれるひとりの人間として扱う。
「ほめる・しかる」をくり返していると、ほめられないなら頑張らない、しかられないならだらしなくしてもいい、という子に育ちやすいのです。他人にほめられるか、しかられるかによって行動が左右される、他律的な人間になってしまいます。
なので、「○○してくれると嬉しいな」、「○○してくれてありがとう」といった声かけ。

「時期」についてはいろんな人のいろんな意見があります。著者は「高校生から」。
スマホや携帯電話は何歳ごろから持たせればいいのでしょうか。理想を言えば、私は「高校生から」だと思います。
時期はともかくルールを決めるのは大切。
いちばんいいのは、スタートの時点、つまりスマホやゲーム機を買い与えるタイミングでルールを決めることです

あとこれ。気をつけよう。
お子さんがひとりっ子であることにコンプレックスを抱えている親御さんは、少なくありません。子どもにも、つい「ひとりっ子でごめんね」「きょうだいが欲しいよね」などと言ってしまいがちです。
 しかし、それは好ましくありません。そう伝えることでお子さんの中にも、
「そうか、僕(私)はかわいそうな子なんだ」
 というコンプレックスを生んでしまうのです。

環境によって違うとは思うけど、こういう傾向はあるかも。
親にとっても経験がなく、初めてのことばかり。つねに不安を感じながら、手探りで子育てをしていくことになります。
 すると、その不安定な気持ちが子どもに伝わります。ですから、第一子は不安の高い子になりやすいのです。2人目以降の子育てでは、親はリラックスしやすく、それが子どもの心にも安心感、安定感をもたらします。第二子以降のほうがのびのびと育ちやすいのはそのためです。
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