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サイエンスアイ新書は、平易な教科書的な内容でありながら、各項目でマンガ的な挿絵で要点がまとめられていて、さらに分かりやすい形式。マンガといっても全部がマンガではないですよ。このシリーズはさらっとしたおさらい、というか、説明するための素材として読んでいます。

今野紀雄 / マンガでわかる統計入門 中学数学で理解できる! (サイエンス・アイ新書) [Kindle版]

あいまいな感覚ではなく具体的な数値で示すことが求められる昨今、統計は重要度を増しています。具体的な数字に裏打ちされた統計は、相手を説得する絶好の材料となるからです。本書は統計学を基礎のキソから解説し、体系的に身に付けられる内容としながら、マンガやイラストを盛り込むことで読みやすさを重視しています。自分が本当に理解できたのかを確認するために有用な練習問題と、その解答も盛り込んでいますので、正しく理解できたかをすぐに確認できるのもポイントです。

目次:
第1章:統計とはなにか?
第2章:データの特徴量
第3章:確率の基礎
第4章:確率変数
第5章:分布
第6章:推定
第7章:検定
第8章:相関

確率と統計の違いは?(p.15):
  • 確率の問題
    • いろいろな出来事の確率を具体的に計算すること
  • 統計の問題
    • 確率の理論をベースに、少ないデータからその現象を生じさせる原因の構造を推測、予測すること
    • 統計は現象を解析、分析する

ということで、確率についての基礎的な内容を知っていた方が良いですね。確率についての章がありますが、本書の趣旨から考えるとちょっと敷居が高め(というか詰めこみすぎ)なので、そこは同じシリーズの「マンガでわかる確率入門」がオススメです。本書内での説明は復習として。

野口哲典 / マンガでわかる確率入門 確率でギャンブルに強くなれる?テストにヤマカンで正解する確率は? (サイエンス・アイ新書) [Kindle版]

紹介記事:

高校のときは「確率・統計」とひとまとめな教科書で順番に進んでたのですが(今もそうかな?)、やはりそれにならってちゃんと「確率」をやってから「統計」に進むのが良いですね。


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