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下記の記事を読んで、年寄りめいたことを書いてみます。


「ブロガー」はダサいので「メディアクリエイター」という肩書きにするぞという若いブロガーが、ツッコミを入れてきた年寄りブロガーに対して反発し、それに対してベテラン視点でのコメント、と言った感じ。この記事に関しては言いたいことだいたいは同じ。「若いの」には、良いアウトプットを継続できるようにがんばって欲しいです。

それはそうと「ウェブ日記やらテキストサイトやらはダサい、これからはブロガーだぜ!」とか言ってたのってたかだか十数年前か……。過去に作り出されたものをバカにして捨て去り、新しいものを自分たちで始めたとしても、結局はバカにされるものになってしまうのですね。

若い人たちには、大雑把でもいいので歴史、というと大げさだけど、「なぜこれはこうなってしまったのか」「最初はどうだったのか」という点をおさえて欲しいと思います。あまり深入りしない程度に調べるくらいでいいので。

過去に作り出された文化やら制度やらアレやらこれやらがどうしようもなくダメなことが多々ありますが、最初にそれらを作り出した人たちは、今の若い人たちと同じく問題を認識し、高い意識を持ち、夢のある未来を描いていたはずです。

しかし、ほとんどのものは時間の経過とともにばダサくなったりヘボくなったり有害になったりします。最初の情熱はどの件もそれほど変わらないので、それが捻じ曲げられずに維持できるかどうかが重要なポイントだと思います。

時間の経過でダメにならないようにするためには「どうやって情熱を維持できるかやりながら考える」ということになると思います。多様な試行錯誤の時間とチャンスこそが若い人たちの特権なわけでそこはガンガン行ってもらいたいのですが、その際に少しでも過去の事例などにも目を向けてみるのが良いかと思います。

参考文献