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ダイエットに関しては非常にオーソドックスで王道な内容です。要するに、インプットを制限しつつ、アウトプットを継続して行うようにする、というわけで。とはいえその実行がなかなか難しいので、iPhoneアプリなどのITの力でなんとかしようというのが本書の肝。で、いろんなアプリが紹介されています。ダイエットうんぬんも重要ですが、本書は健康系のアプリガイドブックとして読むのが良いです。健康維持こそ他の活動や嬉しみ楽しみの感情の基盤ですからねえ。

立花岳志 / やせる「仕組み」で人生を劇的に変えるiPhoneダイエット [Kindle版]

著者の立花岳志さんは、160万PV突破を誇る大人気ブログ「No Second Life」の管理人です。
43歳でサラリーマン人生に終止符を打ち、現在はプロブロガーとしてご活躍ですが、実は、30代の頃に激太りした経験の持ち主。
なんと当時は、体重が105kgもあったそうです。
原因不明の眩暈に悩まされて病院に行くと、医師から「このままだと脳卒中や高血圧症など、いつ重篤な病気になってもおかしくない」と宣告されてしまい、ダイエットを決意しました。
そして最も痩せにくいと言われている40歳を目前にした時期に、見事に25キロのダイエットに成功しました。
けれど、その道は決して順風満帆ではなかったそうです。立花さんは言います。
「結局、僕は自分の人生における30代のほとんどの時間を、ダイエットしているか、リバウンドしているかのいずれかの状態で過ごしていたように思います」。
その立花さんが10年かけてたどり着いた「iPhoneダイエット」は、iPhoneを駆使し、無理なく自動的に痩せる生活リズムを作り出すダイエット法です。
運動系アプリや健康管理アプリ、その他、様々なハイテクツールをiPhoneと組み合わせ、「やせる仕組み」を作るのですが、本書に掲載したツールはすべて、立花さんが実際に使って効果を感じたものばかり。
失敗談も含め、目からウロコのiPhone活用術をまるごとお教えします!

いくつか引用。ポイント「PDCA」なのです。計画を立てて実行して振り返る。きちんと自分にフィードバックしていくことが大切。そのための道具としておおいにiPhoneアプリを活用しましょう。
この本で何度も書いていますが、ダイエットは長期戦。仕組みをつくってPDCAサイクルを回すのです。
 この「成功する仕組みをつくってPDCAを回す」というプロセスが自分の中に確立することで、他のことでも次々と成果をあげ、自分の夢を達成することができるようになったのです。
 自分で自分をコントロールするというと、一見窮屈に感じるかもしれませんが、「計画する自分に行動する自分のコントロールを任せる」という方法は、成功への最短距離なのだと確信しました。
ダイエットに成功するかどうかは、ダイエット法が優れているかどうかが問題なのではありません。客観的に変化を記録できなかったから、成果が出たかどうかが曖昧になり、モチベーションが下がって努力をやめてしまうことが問題なのです。

本書でも紹介されていますが、出版段階ではまだ日本での展開がされていなかった fitbit。私も使っていますが、最近ソフトバンクから発売されています。iPhoneアプリとも連携しています。これ、ほんとおすすめなので興味があればぜひぜひ。

- [を] fitbit の iPhone アプリがやっと日本でも登場[2013-03-14-2]
- [を] 身体活動を記録し続けるライフログガジェット「fitbit one」を使い始めた[2012-12-11-3]

あと、注釈が本文中に小さい字で埋め込んであるのかありがたかったです。巻末に注釈があるのは電子書籍でも行き来が面倒。今後の電子書籍の注釈方法のスタンダードになて欲しいなあ。
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