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今月は6冊読みました。全て電子書籍(Kindle)です。

小林啓倫 / 3Dプリンタの社会的影響を考える - 英国の政策レポートをもとに [Kindle版]

 設計図を与えてやるだけで、三次元の物体を製造することができる「3Dプリンタ(三次元プリンタ)」が注目を集めている。安価だが高性能の製品が登場し始めたことで、個人でもものづくりに参加できるパーソナル・ファブリケーションの時代が到来すると期待されているためだ。さらに3Dプリンタを始めとしたパーソナルな工作機械の普及により、「新しい産業革命」が到来すると予測する人も少なくない。
 しかし革命とは二面性を持つものだ。様々な恩恵をもたらす一方で、暗い影の面も必ず存在する。それでは3Dプリンタが起こす革命によって、私たちにはどのようなメリットと、どのようなデメリットがもたらされ、そこからどのような課題が生まれてくるのだろうか。2012年10月に英国で発表された政策レポートをもとに、パーソナル・ファブリケーションが社会に与える影響を考えてみたい。
(ref. [2012-12-03-1])

小林啓倫 / キンドルで本を売る。 - キンドル・ダイレクト・パブリッシングを通じた個人出版のアドバイス [Kindle版]

 本書では、この『3Dプリンタの社会的影響を考える』の出版を行った際に気づいたことや、反省点だと感じたことを整理してみた。あくまでも個人的な体験がベースだが、皆さんがキンドル本に取り組む際の参考になれば幸いである。
(ref. [2012-12-04-1])

米原万里 / 旅行者の朝食 [Kindle版]

その名を聞いただけでロシア人なら皆いっせいに笑い出す「旅行者の朝食」というヘンテコな缶詰や、数十年前たった一口食べただけなのに今も忘れられない魅惑のトルコ蜜飴の話、はたまたロシアの高級輸出品キャビアはなぜ缶詰でなく瓶詰なのかについての考察や、わが家を建てる参考にとはるばる神戸の異人館を見に行くも、いつのまにか食べ歩きツアーになっていたエピソードなど、ロシア語通訳として有名な著者が身をもって体験した、誰かに話したくなる食べ物話が満載です!
(ref. [2012-12-12-4])

クリス・アンダーソン / HERE COME THE DRONES - わが愛しのドローン [Kindle版]

かつてインターネットが軍事目的で開発され、わたしたちの生活を大きく変えたように、ドローン(自律式無人ヘリコプター)が世界を変えるかもしれない。これまで高価だったドローンは、安価に作ることが可能になり、GPSをはじめ様々な機能を搭載でき、スマホで操作できる便利さも兼ねそなえている。US版『WIRED』編集長クリス・アンダーソンは、ドローンの民主化によって、ビジネスが大きく変わると信じている。その変化は、既に農業や絶滅品種の保護など数多くの現場を変えている……。
(US版「WIRED」2012年7月号掲載)
(ref. [2012-12-13-5])

津田大介 / ウェブで政治を動かす! [Kindle版]

われわれはいつから「政治」に興味がなくなってしまったのだろうか政治は、もはや遠い世界の出来事ではない。きみがウェブを駆使して社会を動かせる時代は、もうそこまで来ている! 本書では動員の革命、政治家のSNS利用、ネット選挙、オープンガバメントなど、近年のめざましい動きを追い、「どうせ何も変わらない」という閉塞感を抱えた現代人へ向け、ネット界の寵児が政治への新しいアプローチを説く。
(ref. [2012-12-22-1])

いしたにまさき, 石川初 / 都市と書斎のランドスケール [Kindle版]

「ランドスケール・ブック - 地上へのまなざし」の著者・石川初と、「あたらしい書斎」の著者・いしたにまさきによる対談。
お互いの本をほめながら、相手の言葉に刺激されながら、話題は都市空間の話や地図の話にとどまらず、横浜市・石川町の名前の謎にまで迫る、どこに向かうからわからない言葉の記録です。
地図好き・書斎好き・本好きでありながら、鉄道オタクにはならないすべての人に送ります。
(ref. [2012-12-29-1])