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Kindle ストアに星新一の昔のエッセイがけっこうあって読みたくなったんだけど、そういえばここ10年くらい星新一のショートショート読んでないなと気が付いて、とりあえず一冊電子書籍を買って読んでみました。この本は25年ぶりくらいの再読かと。

星新一 / きまぐれロボット [Kindle版]

お金持ちのエヌ氏は、博士が最も優秀と自慢するロボットを買入れた。オールマイティのロボットだが、時々あばれたり逃げたりする。ひどいロボットを買わされたと怒ったエヌ氏は博士に文句を言ったが……。ショート・ショートでは第一級の作者が綴る、大人と子供のための童話。表題作他35編を収録。

星新一のショートショートは中学・高校のときに当時文庫で出ていたものはほとんど読んだんだけど、一部しか覚えてないので、新鮮に楽しめました。今読むと、やはり面白いのとイマイチなのの玉石混淆ではあるなと感じました。とはいえ、イマイチと感じたのは「よくきく話」というのが多くて、でもそれってこれが元ネタかもしれないのでなんとも言えないですね。

今回の個人的にこれ良いなと思った話のタイトルをあげておきます(今後星新一のショートショートを読んだら毎回選定するつもり)。
- 「新発明のマクラ」「災難」「便利な草花」「夜の事件」「ラッパの音」「薬と夢」「謎のロボット」「ユキコちゃんのしかえし」「花とひみつ」「あーん。あーん」

それはそうと地球を調査しにくる宇宙人は、調査対象数を増やした方がいいよね。統計的にうんぬん以前の問題で、そもそも一人(一匹、一台)調べただけで結論に至ってしまうのはいかがなものか。

あと、「これってライフログ記録装置じゃん!」という話があって「先見の明!」と(心の中で)叫んでしまいました。