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『サントリー日本ワインのふるさと「登美の丘」の空気を感じながら、登美の丘ワイナリーで生まれ育ったワインを楽しみませんか。』ということで、ブロガー限定ワイナリーツアーに参加させて頂きました。

サントリー登美の丘ワイナリー

- ブロガーイベント「登美の丘ワイナリー秋のぶどう収穫感謝祭 技師長が語る"日本ワイン"の魅力」参加者募集
http://topics.blog.suntory.co.jp/003850.html
今回のイベントは、登美の丘ワイナリーにて限定で実施されている「技師長が語る 特別ワイナリーツアー」をアレンジした特別プログラム。
通常は一般公開していないエリアのぶどう畑をはじめ、樽熟庫・瓶熟庫などのワイン製造工程を見学いただき、ワイナリーを代表するワインなどをテイスティングしていただきます。
登美の丘ワイナリーの技師長が自ら皆さまをご案内し、登美の丘の魅力や日本ワインならではの楽しみ方を余すことなくお伝えします。

- サントリー登美の丘ワイナリー
http://www.suntory.co.jp/factory/tominooka/index.html
場所:山梨県甲斐市大垈2786

往路


10:45 甲府駅南口の臨時バス乗り場集合ということで、特急あずさ9号で一路甲府へ。新宿駅9時00分発の特急あずさ9号。甲府駅には10時38分着。行き(往路)の交通費は各自負担です。自宅最寄りの恵比寿駅から甲府駅まで乗車券2210円、指定席特急券1810円の合計4020円でした。

あずさ9号に乗ります! 切符

甲府駅前からは貸切バスにて直接ワイナリーへ。

ワイナリーに到着後、本日の案内役の技師長さんがバスに同乗。この後、すべての案内・解説をして頂きましたが、ものすごくお話の面白い方でした。情熱があって理想に燃えているってだけでなく、現実もきちんと認識しており人柄がにじみでていました。ほんと、楽しかったです。

ランチ


ワイナリーに着いたらすぐにレストラン「ワインテラス」にて昼食。第1回目のワインです。お昼御飯はこんな感じ。私が頂いたのは「真鯛のバルサミコソース&白ワイン」でした。

サントリー登美の丘ワイナリー
サントリー登美の丘ワイナリー サントリー登美の丘ワイナリー

何粒か雨も降っていたのですが、食べ終わるころにはうっすら日が射すようになってきました。で、レストランのすぐ外からの眺め。ブドウ畑と富士山。気持ちが良いです。

サントリー登美の丘ワイナリー

そうそう、レストランへの移動途中、スイッチバックがありました。道が Z みたいになっていて、バックで切り返して上り下りします。谷間から丘にあがる急な坂なので、たくさん葡萄を積んだ車は厳しいだろうということでこういう仕掛けがあるそう。

スイッチバック スイッチバックの坂

葡萄畑


食事が終わったらバスで葡萄畑見学です。まずは敷地の一番奥にある眺望台から。良い眺めです。一部の葡萄は収穫中。

サントリー登美の丘ワイナリー サントリー登美の丘ワイナリー サントリー登美の丘ワイナリー サントリー登美の丘ワイナリー

葡萄畑って一見どれも同じに見えますが、垣根タイプと棚タイプがあることを教えてもらいました。それぞれの特徴とかも。収穫は終わっているけど見学用にいくつか房を残して頂いていたので、それをつまんでみたり。濃厚な甘さでした。そりゃあワインにするくらいだからね。

サントリー登美の丘ワイナリー
サントリー登美の丘ワイナリー サントリー登美の丘ワイナリー

バスで別な畑へ移動。こちらは棚栽培の「甲州」。今日これから収穫するとか言ってたな。

サントリー登美の丘ワイナリー
サントリー登美の丘ワイナリー サントリー登美の丘ワイナリー

ワイン工場


入口にあったワイナリーの全体図。立体になっているので、ワイン畑の傾斜具合なんかが分かります。さっきまわってきた畑の位置などを把握。

サントリー登美の丘ワイナリー サントリー登美の丘ワイナリー

絞る器械。中に風船みたいのが入っていて、それが膨らむと葡萄粒が内壁に押し付けられ絞られるという仕組みだそうです。

サントリー登美の丘ワイナリー

発酵タンク。じわじわと発酵しています。

サントリー登美の丘ワイナリー
サントリー登美の丘ワイナリー サントリー登美の丘ワイナリー

なお、普通の見学では写真撮影禁止だそうですが、今回は特別に許可を頂いています。

樽出し新酒


ワイン製造工程見学の後は、樽出し新酒ワインの試飲へ。本日2回目のワイン飲みです。3種類の新鮮なワインが飲めます。

サントリー登美の丘ワイナリー

まず最初はリースリング・フォルテ。ここで開発された品種です。柑橘類っぽさ全開です。ゆずっぽかったです。ちょっとにごってます。そしておなじみのシャルドネ。わかわかしい感じ。ジュースですよねえ。

サントリー登美の丘ワイナリー サントリー登美の丘ワイナリー

そしてそして、最後にメルロー。これはなんというか、熟成の大切さを感じさせる味です。草の味、というか、おがくずの味というか、渋くて苦くて、要するにマズいです。これを樽でしっかり熟成させるとおいしいワインになるわけで、もともとの味はこうなんだというのが分かってとっても勉強になりました。今日最大の収穫です。

サントリー登美の丘ワイナリー
サントリー登美の丘ワイナリー サントリー登美の丘ワイナリー

貯蔵庫


その後、洞窟へ。ワインの貯蔵庫になっています。ひんやりしています。たくさんのワインが格納されてますが、ラベルで管理されてるのではなく、位置で管理されてるそうです。ラベルは長い年月で痛んじゃうゆえ。

サントリー登美の丘ワイナリー

洞窟の中にちょっと広めの部屋があって、そこで本日3回目のワイン飲み、4種類のワインの試飲です。

サントリー登美の丘ワイナリー
サントリー登美の丘ワイナリー サントリー登美の丘ワイナリー

飲んだのはこの4つ:
(1) 登美の丘(甲州) 2009 / 750ml / 3,360円 / Alc 12.0%
(2) 高村山シャルドネ 2009 / 750ml / 3,171円 / Alc 12.5%
(3) 塩尻メルロ 2008 / 750ml / 3,497円 / Alc 13.0%
(4) 登美(赤) 2007 / 720ml / 12,600円 / Alc 12.5%

で、4番目のワインがおいしくて感激しました。「でもお高いんでしょ?」って言われそうですが、ほんと高いです。しかし、味も香りも飲んだ後の余韻もほんとおいしいのです。

昔、ツアー旅行でカリフォルニアのナパバレーのワイナリーをまわったことがあり、そこにオーパスワンというワイナリーがあってそこで飲んだワインが猛烈においしかったのですが、それに近い印象です。オーパスワンは1本100ドルくらいでした(1本買ってきた)。

やはり、それなりの値段のワインは確かにおいしいんだなあと確信しましたよ。厳密に品質がコントロールされているんでしょうね。まあ今後も飲むことは滅多にないでしょうが。

そうそう、あと貴腐ワインの葡萄も試食。上品な甘さですよね。貴腐ワインは1本(720ml)5万円だそうで。

サントリー登美の丘ワイナリー

フリータイム


ランチを頂いたレストランの建物に戻って来てしばらく自由時間。売店で試飲したり、お土産ワインを買ったり。本日4回目のワインです。

無料の試飲はこの3種類。「甲州」はお昼に飲んだので、新種の「にごりロゼ 2011」と「マスカット・ベーリーA 2009」を飲みました。にごりロゼは色が素敵すぎる!

サントリー登美の丘ワイナリー サントリー登美の丘ワイナリー
サントリー登美の丘ワイナリー

有料の試飲も行ってみようということで、何人かで協力して多種多様な試飲。ハイライトは貴腐ワインの 1992 と 2002 の2種類が試せる試飲セット3000円を4人割勘での大人力な試飲。みんなして「こ、これは…」という状態に。特に 1992 がやばいうまさ。とげとげしくなくまろやか。そんなにお高くなければお土産に買っていくところなんですが、まあそこはまた。

懇親会


レストランで懇親会です。ワインいろいろとおつまみいろいろ。本日5回目のワインです。もうあんまり覚えていません。

サントリー登美の丘ワイナリー サントリー登美の丘ワイナリー

ちょうど夕方からだんだん暗くなっていく時間帯で、景色がほんときれいでした。暗くなったらなったで夜景がきれい。レストランからの景色です。

サントリー登美の丘ワイナリー

ちなみに日中の景色はこんな感じ。

サントリー登美の丘ワイナリー

復路


帰りはバスでそのまま新宿まで直行です。
途中渋滞があったりして、3時間くらいかかったかな。

みなさんお疲れさまでした。そして、サントリーさん、本当にありがとうございました。ひさびさの楽しい遠足でした。良い思い出になります。というか、また行きたいです。

参考情報


- サントリー登美の丘ワイナリー
http://www.suntory.co.jp/factory/tominooka/index.html
- ブロガーイベント「登美の丘ワイナリー秋のぶどう収穫感謝祭 技師長が語る"日本ワイン"の魅力」参加者募集
http://topics.blog.suntory.co.jp/003850.html
- 「登美の丘ワイナリー秋のぶどう収穫感謝祭 技師長が語る"日本ワイン"の魅力」ブロガーイベント速報レポート
http://topics.blog.suntory.co.jp/003910.html