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「ローマ人の物語」シリーズでおなじみの塩野七生の
「ルネサンス著作集」(単行本ハードカバー)が文庫化されていく
そうで、第一巻の「ルネサンスとは何であったのか」が出ました。

塩野七生 / ルネサンスとは何であったのか


ルネサンス人物伝、みたいな感じです。
対話フォーマットでありながら、いつもの塩野文で分かりやすく、
かつ、刺激的に書かれています。
ルネッサンスと聞くと、文化、芸術の変革期かな、
と思ってしまうんだけど、実際は、政治、思想、経済、宗教など
人々の考え方や行動への影響がポイント。
このルネサンスの時代の大きな変化は、
現代の社会構造の変化の参考になるかも、ならないかも。

あと、ベネチアについてもかなりページがさかれていて、
「海の都の物語」を再読したくなりました。
これ、おすすめ本なんだけど文庫版が絶版なのが残念。
でも、ルネサンス著作集に入っているのでまた文庫化されるかも。

海の都の物語 - ヴェネツィア共和国の一千年(上) (塩野七生ルネサンス著作集)

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