構造化するウェブ
2007-12-11-1
[BookReview]
興味のある分野なので読んでみました。
■岡嶋裕史 / 構造化するウェブ

「技術に基づいて」というところがポイントですね。
「ウェブ進化論
」[2006-02-08-4]などの本と比べ、より技術的な内容に比重が置かれています。
とはいえ、難しい説明はありません。
Webまわりの技術に苦手意識がある方でも安心して読めます。
逆に言うと、この分野にある程度詳しい人にとっては簡単すぎかと。
扱われているテーマは、
疎結合と密結合、SOA、モジュール化、オブジェクト指向、
セマンティックウェブ、XML、ウェブ2.0、ウェブサービス、
マッシュアップ、AJAX、SOAP、UUDI、WSDL、などなど。
(なお、それぞれの末尾に「(笑)」をつけると悲しくなるのでやめましょう)
プログラムが読みづらくなるのは、
裁判所の判決文が読みにくいのと同じ、
という指摘にはなるほどーとうなづかされます(p.35)。
そりゃあ内輪の決まり事に則って「正確」に書くと、
外からは読みにくくなりますよね。
可読性を高めるにはそのための労力が必要。
章タイトルにもなっている
SOA (Serivicde Oriented Architecture) とは、
「サービスに立脚してシステムの構造を作っていこう」的なもの (p.52)。
ここでの「サービス」は専門用語です。
機能の提供を特定の場所で行い、かつ、
コンピュータ(プログラム)に対して機能を提供するのが
ここで言う「サービス」。
で、SOAとオブジェクト指向との違いがかなり丁寧に説明されています。
Web時代はSOA!なのですよ。
あと、セマンティックウェブの話は、まあ、なんといいますか、
現実はなかなか難しいですよねえ。
「フェアではないかも」と断り書きがありますが、
この本ではセマンティックウェブは「挫折」、と書かれています。
スパッと。
■岡嶋裕史 / 構造化するウェブ

ウェブがどこから来て、どこへ行くのか、という方向性の本です。
過去から未来へと紡がれるウェブの進化の系譜を、
技術に基づいてできるだけ平易に解説していく。(p.7)
「技術に基づいて」というところがポイントですね。
「ウェブ進化論

とはいえ、難しい説明はありません。
Webまわりの技術に苦手意識がある方でも安心して読めます。
逆に言うと、この分野にある程度詳しい人にとっては簡単すぎかと。
扱われているテーマは、
疎結合と密結合、SOA、モジュール化、オブジェクト指向、
セマンティックウェブ、XML、ウェブ2.0、ウェブサービス、
マッシュアップ、AJAX、SOAP、UUDI、WSDL、などなど。
(なお、それぞれの末尾に「(笑)」をつけると悲しくなるのでやめましょう)
プログラムが読みづらくなるのは、
裁判所の判決文が読みにくいのと同じ、
という指摘にはなるほどーとうなづかされます(p.35)。
そりゃあ内輪の決まり事に則って「正確」に書くと、
外からは読みにくくなりますよね。
可読性を高めるにはそのための労力が必要。
章タイトルにもなっている
SOA (Serivicde Oriented Architecture) とは、
「サービスに立脚してシステムの構造を作っていこう」的なもの (p.52)。
ここでの「サービス」は専門用語です。
機能の提供を特定の場所で行い、かつ、
コンピュータ(プログラム)に対して機能を提供するのが
ここで言う「サービス」。
で、SOAとオブジェクト指向との違いがかなり丁寧に説明されています。
Web時代はSOA!なのですよ。
あと、セマンティックウェブの話は、まあ、なんといいますか、
現実はなかなか難しいですよねえ。
「フェアではないかも」と断り書きがありますが、
この本ではセマンティックウェブは「挫折」、と書かれています。
スパッと。
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