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ロバート・スコーブル / ブログスフィア


現代は「ネイキッド・カンバセーションズ」。

「消費者と企業がたわごと抜きの本音で、理解と信頼を築き合うことにつ
いて」の本。つまりは、企業と消費者のコミュニケーションがテーマ。
ブログこそがこのコミュニケーション革命における最強のツールであると
いう論旨。この革命は、「会話型マーケティング」「オープンソース・
マーケティング」「双方向マーケティング」「角のよろず屋マーケティング」
などと呼ばれてたりするけど、名前は定着してないそう。

というわけで、普段読んでいるような個人ユーザのブログの話よりも、
ブログ周辺のビジネスやマーケティングの話がメインです。
取り上げられているのはそういうブログ&ブロガーたち。

マイクロソフトの事例が面白いですね。
社員のブログが近年のイメージ改善の特効薬になった、と。
確かに、昔ほどマイクロソフト叩きの論調は見られなくなってます。
顧客にとって、双方向のコミュニケーションが可能になったのが重要。

あと、「反響室」という表現が、ふむふむ。
ブログには、もうひとつとげがあり、私たちはそれを「反響室」と呼んで
いる。ブログは人を誤らせることがある。自分では世界に向かって話しか
けているつもりでも、実際にはわずか数人が頻繁にやり取りしているだけ
で、それを活発にコミュニケーションしていると勘違いすることだ。
ビジネス・ブログでも、わずか数人が大声を上げているために、現実以上に
人気を博していると誤解されることがある。投稿やリンクに熱心な人は、
最も話題に入れ込んでいる人であることを、常に忘れてはいけない。(p.201)
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