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mojixさんは、タグ(Folksonomy)がカテゴリに勝利したとの意見ですが、
私は今のタグはフラットなカテゴリであって、最終的にはタグは構造化
されたカテゴリ(Taxonomy)に変化していくんじゃないかなと思います。
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Zopeジャンキー日記 :なぜネットではディレクトリが敗れ、サーチとタグ
が勝利するのか
<http://mojix.org/2005/12/18/102729>
ディレクトリ・カテゴリ階層から、サーチやタグへという移行を
ひとことでいえば、
「分類からキーワードへ」
といったところだろうか。
ディレクトリ・カテゴリ階層が「分類」の技術で、
サーチやタグが「キーワード」の技術だ。
これは単に、時代や流行の変化ではなく、
科学的な真理を含んだ帰結だと思う。


タグ(Folksonomy)は今はフリーワードですが、最終的には標準化されてい
くと思っています。そして結局構造化されてTaxonomyに、つまり、
ディレクトリの機能を持つようになるかと思います。
ディレクトリというよりもネットワーク構造になるでしょうが。

ふたことでいえば、
「分類からキーワードへ。でもキーワードが多すぎて破綻してまた分類へ。」
といったところでしょうか。

まずタグの標準化について。
ソーシャルブックマークなどで共通に使うタグは標準の表記や用語が
決まっていた方が便利です。例えば、「ソーシャルネット」
「ソーシャルネットサービス」「ソーシャルネットワーキング」「SNS」、
あなたはタグとしてどれを使っていますか? これが各自バラバラなら
(一人で使うには良いですが)、ソーシャルブックマークとしての面白さは
激減です。はてなブックマークでは、タグ入力アシスト機能があり、
各自ユーザがどんどん使っているうちに自然に標準化されているようです。
もちろんフリーワードで書けるという仕様はなくならないと思いますが、
結局実際に使うタグは規格化されたものがほとんどになるでしょう。

そして次に来るのがタグの構造化です。
対象を説明するキーワードをタグとして入力する場合、例えば、
トラックバック関連のツールの場合なら、Trackback だけでなく Blog や
Web や Internet などのタグもつけたくなるかもしれません。それで
後から検索するかもしれませんし。しかし、毎回「このタグもいるかな、
あ、このタグも」などと考えるのは面倒な上、一つの対象について
いくつもタグがつくことになってしまいゴチャゴチャグチャグチャで
ウゲゲーです。でも、Trackback は Blog の下位カテゴリだという
構造情報が分かっていれば、Trackback というタグをつけておくだけで
Blog タグで検索できます。タグ同士の関係が分かっていれば、
つまりタグが構造化されていればこの辺の問題もすっきり解決するのです。
このような構造化もタグの標準化と同様、自然に、あるいはどこかの
Webサービス会社が音頭を取って進んでいくんじゃないかなと思っています。


…うーん、なんか詰めが甘い文章ですが、アウトプット主義ということで
とりあえず投げかけてみます。