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読書会第18回。前回の読書会は[2005-10-30-1]
今回は「闘うプログラマー」[2005-11-06-2]です。

G.パスカル ザカリー / 闘うプログラマー〈上〉


G.パスカル ザカリー / 闘うプログラマー〈下〉


仕事中毒スーパーハッカー猛烈マネージャーのカトラーが Windows NT を開発する物語です。強烈です。部下も憑かれたように仕事に熱中してます。
家庭も崩壊です。すごすぎ。プロジェクトXのような感動が得られますが、なんというか、やはりこういうところでは働きたくないですね。
とは言え、見習うべきところ、参考にすべきところは多い本です。
プログラマーなら必読の本です。絶版なのが残念。
日経ビジネス人文庫ででも是非!!!

読書会会場の喫茶店のコーヒー

それはそうと、この本のプロジェクトX的な面にやたら感動して部下に発破をかける上司というのが想像できます。
「お前らも死に物狂いで仕事しろ!」、
「全てを投げ打って真剣に取り組め!」と。
でも、ちょっと待って下さい。そのプロジェクトが終わったら、悠々生活が送れますか? それ相応の見返りがありますか?
work ethic だけじゃ人生崩壊です。

カトラーのプロジェクトは乗り切ればストックオプションでウマーですが、ほとんどのプロジェクトはどうでしょうかね?
全てを捨てて取り組む価値があるでしょうか?

仕事中毒も見返り次第。無駄な犠牲は避けたいものです。
燃え尽きても何億、何十億が手に入ればまあいいかな、という結論。

追記: 新装版出ています。Kindle版もあり。
闘うプログラマー[新装版] ビル・ゲイツの野望を担った男達 eBook: G パスカル ザカリー, 山岡 洋一: Kindleストア