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読書会でした。第13回。前回は[2005-07-30-3]。今回は五反田にて
すーぷかれーの店うどん[2005-03-07-2]へも行きました)。

P.F.ドラッカー / テクノロジストの条件

本書の構成上、他で読んだことのある内容などもあるのですが、ずしずし来ますね。技術者の人でドラッカーを初めて読む人にはオススメ。

しかし、このブログを読んでる人にプログラマは多いのではないかと思う
のですが、
知識労働者のなかで、知識労働と肉体労働の両方を使う人たちを
テクノロジストと呼ぶ。 (p.281)
ええと、プログラマはテクノロジストではないのか!?
とはいえ、キーボード打つのは肉体労働かも…。
いや、そうでなくとも、この本を読むとプログラマもこの本での「肉体労
働」のカテゴリーに入れてしまっても解釈上問題ないと思っています。

イノベーションと有能な人間についての記述:
しかるに、死体が臭わないようにすることほど涙ぐましく、しかも不毛な
仕事はないとは昔からの諺である。私の知っている組織のほとんどにおい
て、有能な人間がこの不毛な仕事を担当させられている。しかも彼らに期
待できることは、膨大なコストをかけて避け難いことを若干先延ばしする
だけのことである。 (p.188)
これって例の話[2005-08-01-1]に通ずるものがあるのでは! 大企業には
「死体が臭わないようにすること」につぎこまれている優秀な人がたくさ
ん埋もれているのではないでしょうか。どうでしょうか。
ref. [を] 大企業には優秀な人がたくさん埋もれている[2005-08-01-1]