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山形浩生 / 新教養としてのパソコン入門 コンピュータのきもち

ある程度年齢を重ねたPC初心者にすすめたい本かというとそうでもない。
「コンピュータの歴史や仕組みなんか興味ない」と思うかもしれないな、
と。まあそういうところを踏まえた話が面白いんだけどね。
楽しめた一冊でしたが、私が楽しめるようじゃあ良くないということで。
情報系をこころざす中学・高校生には良いと思う。

2年くらい前、「親世代に PC」[2003-09-02-2] という記事に以下のこと
書きました。
[...]ラジオのユーザは、「ラジオ受信の五つの基本」、つまり受信、同
調、検波、増幅、再生についての知識があるものとされた。

つまり、ラジオを使うには、ラジオの仕組みをしっかり理解していな
ければならなかったのだ。しかし、今では一般ユーザはこれらのこと
を理解する必要はない。

現在の PC の状況はどうだろうか? HDD やメモリや OS やなんやら
は、ただ道具として PC を用いる一般ユーザには知る必要も理解する
必要もないものだと思う。
基本的にブラックボックスとしてだけ使う大多数の人には、PCの仕組みを
理解してもらう必要はないと思っています。ただ、現状はブラックボック
スとして使えるとは言いにくいので、ある程度の理解は必要でしょうね。
もちろん「使いこなしていくぞ!」という人には理解は必須。
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