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jwz: グループウェア、ダメ! ‐ Groupware Bad
<http://ittousai.org/jwz_groupware_bad.html>
(via <http://www.hyuki.com/tf/200502#i20050223065022>)
オープンソースのグループウェア・システムを作ろう!
なんてのはうまく行きっこないでしょう、という話。

「グループウェア」は結局「ワークフロー」みたいなものがすべてで、つ
まりこんなやつだ:「委員会の議長がチェックリストをメールしてきて、
項目その3は終わらせたから項目3にチェックを入れて、ドキュメントを上
役に送り返して項目3が“未チェック”から“チェック済み”に変更され
た件について承認を貰って、それから委員会に送り返してレビューを待つ」
ワークフローがからむものは作る側から見るとあまり面白くないのは確か。
こういうのはきっちり仕様を決めて作りこまなくちゃならないゆえ、
自由にコードを書き散らす余地が少ないからかな。

世界を変えることをやりたいなら、普通の人が使いたがるソフトを作るこ
とだ。マネージャたちが導入したがるソフトじゃなくて。
だがグループウェア製品じゃ、金も貰わずに開発したがるやつなんていな
い。そんなもの個人にとっては根本的に面白くないからだ。
仕事としてはそういうソフトを作りつつ、趣味では自分で作ってて面白い
ソフトを開発する。そういうスタンスが良いのかな。

実現すべきなのは、ひとりが使い始めたら、周りはまったく何もしなくて
も、当人とその友だち全員の役に立つ仕掛けだ。友人たちはその後になっ
てから引きいれることになる:ソフトを使い始めれば、今度はそのユーザ
自身がハブになり、すでに外から目撃していた便利さを手に入れられる。
これは「キラーアプリとは?」みたいな文脈でもよく出てくる話だけど、
やっぱ本質かな。いかに手軽に使えて、広まりやすいか、ですね。