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いやなブログ: 研究と研究マネジメント
<http://namazu.org/~satoru/blog/archives/000012.html>
まとめると、教授という立場にもなれば、自分一人の研究よりも研究室全体、あるいは研究コミュニティ全体で成果を出すことに注力する方が重要になってくる。これが最初の疑問が解消されたひとつの理由である。ところで、ある大学関係者から伺った話では、日本では研究マネジメントという概念があまり普及していないため、大きな研究プロジェクトのトップに実務能力に乏しい研究肌の教授を登用して失敗することがめずらしくないそうである。また、同様の理由により研究マネジメントを補佐する仕組みが大学に根付かないため、教授の負担はいっこうに減らないのだという。研究と研究マネジメントの両方をばりばりこなせる教授が理想だが、教授にかかる負担が減らない限り難しいようだ。
マネジメント業務がメインになってしまった(元)研究者を、現役研究者が一段低く見てバカにするという話も聞きます。ここにも乖離があるわけで、やはりお互いの仕事を尊重していきたいですね。ref. [2004-11-30-4]