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インタビューをベースにしたもの。
講演録みたいでとても読みやすくわかりやすい。
シンプルにまとまっているし、今現在読んでおいて損しない本です。

以下、メモ。

すべてのものがAI(人工知能) と接続され、デジタルと溶け合う世界で生まれるAR(拡張現実) の世界「ミラーワールド」
スマートグラスは時期尚早、または人間に合わない(私の意見)。
  • 1. スマートグラスでやりたいことが、全てスマホでできるようになってからじゃないと
  • 2. ちらちらスマホをみるよりも、スマートグラスの方が楽だけど、そこまで必要なのか。もうちょっと時間が必要かも。
ちらちらスマホで時間をみるよりも腕時計の方が良いだろうけど、結局スマホの人多い。
「時計」機能ですらこれなので。

そして今後約二十五年のうちに、より実用的なスマートグラスができて、一般人も使えるようになると思います。それまでは、家庭ではなく会社での利用や、ゲームでの用途が主となる
インカムみたいに工場勤務者、看護師、オペレーター専用のツールになりそう。

空間に手をかざしてさっと振るようにスワイプするだけで、時間をさかのぼってその場所に以前にあったものを呼び出せる。 あなたが東京の街を歩いているとして、そこに百年、二百年前の東京の街角の姿を選んで重ねて見ることができる。
面白いけど、あまり使われなくてすぐに廃れそう。
今も写真でできると思うが、それほど需要なさげ。
急にみんなが求め出すとは思われない。

あと、ミラーワールドは一企業独占ではない「インターネット」みたいでなければ広がらないと思う。

私は汎用AIというものは信じていませんし、それは神話に過ぎないと思い[...]
これから作られるAIもそれぞれが単機能なものになるでしょう。
意見合う。

「テクノロジーは良い面が 51%で悪い面が 49%」はとても納得できる考え方。
悪い面での被害者はやってられないだろうが。
spamメール判定とかだと 51% の精度ではダメだが、株価予測での売買シミュレーションでは使える。
良い面がじわじわと蓄積される。よい。

  • ケヴィン・ケリー / 5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる(世界の知性シリーズ) (PHP新書)

    「ビジョナリー(予見者)」。本書の著者、ケヴィン・ケリーはしばしばこう称される。テック文化を牽引する雑誌・米『WIRED』の創刊編集長を務めた著者は、GAFAなど巨大企業による「勝者総取り」現象など、テクノロジーによって起こる数多くの事象を予測し、的中させてきた。著者によれば、インターネットが商用化されてから5000日後(約13年後)にソーシャルメディア(SNS)が勃興を始めた。そして現在は、SNSの始まりからさらに5000日が経ったところだ。いまやインターネットやSNSは、われわれの暮らしに欠かせないものとなっている。では、次の「これからの5000日」には何が起きるのか。著者はすべてのものがAI(人工知能)に接続されたAR(拡張現実)の世界「ミラーワールド」が訪れると予測する。各国に住む100万人単位の人がバーチャルな世界で協働することが可能になる世界だ。SNSに続く新たな巨大プラットフォームの誕生である。新たなプラットフォームは、働き方や政府のあり方にも大きな影響を与える。地球のどこにいても誰とでも仕事ができる世界になれば、会社とは異なる形態の組織が生まれる。また、製造業や金融、流通、交通、観光、農業、教育……といった多くの産業も、大きな変化を余儀なくされるだろう。さらに、新たなプラットフォームは、何万もの新たな勝者の誕生にもつながる。この巨大潮流を知り、変化が加速する時代をサバイブせよ。

ポッドキャスト「ツイてるブッククラブ」で感想を述べております。