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献本頂きました。ありがとうございます。

堀正岳 / 理系のためのクラウド知的生産術

現役の研究者にしてクラウドの達人が教える、ネット時代の「理系の仕事術」
メール処理や事務作業に時間を奪われ研究する時間が十分に取れない、論文執筆をもっと効率的に進めたい……。そんな悩みを解決するのが、クラウドサービス。効果的な情報整理で時間を生み出し、研究の可能性を広げる活用法を、豊富な実例とともに紹介。
メール、事務書類、研究データの情報整理から論文執筆、プロジェクト管理まで、
理系の仕事を知り抜いた、実践的クラウド活用法!

現実に即した、学術研究・論文執筆のためのライフハックとでも言いましょうか。誰でも利用できるクラウドサービスを実際の研究活動の場面に当てはめて分かりやすく紹介しています。

具体的なクラウドツールとして、Gmail, Dropbox, Evernote, Google ドキュメントなどが紹介されています。それぞれのツールは既知のものでしたが、研究活動への適用という観点から見てみると、確かに使わないともったいないレベルなわけで。

特に読んだ論文の管理方法に感銘を受けました。基本、Dropbox に貯めるのですが、整理のために使う Mendeley(メンデレイ)という学術論文管理サービスがものすごく便利そうです。あとは latex の代替としての Googleドキュメントの話。メンデレイで参考文献目録挿入、など bibtex 的に使えそう。

とはいえ、クラウドツールというのは一般的な会社ではセキュリティうんぬんで利用できないのが現状です。私も一応理系の研究者という立場ですが、弊社の社内からこれらのツールを使うのは無理です。というわけで、この本は大学院生にオススメしたいです。自分が学生のときにこういう環境があったらなあと読んでて強く思ったので。

おまけ:読んでたらとらちゃん(1歳5ヵ月)に取られてしまいました。
堀正岳「理系のためのクラウド知的生産術」を読むとらちゃん(2012/2/4)
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